2009年10月22日木曜日

明治のたてものレポ4 あざみのロゼット
















明治村の移築建造物第1号は、
札幌市大通りに建てられていた
「札幌電話交換局」
実は明治村への移築がなければ、
この建物は養豚場に
払い下げらるところだったそうです。


東京―横浜間に市外の電話交換が
はじまったのは明治23年。

大阪と東京の電話通信は明治32年のこと。

明治31年
の建築ですから、
新天地開拓の意味もあって
北海道では大阪より早く「もしもし」ってことに。


外壁は定山渓(じょうざんけい)で採掘された
札幌軟石が使われています。
「札幌軟石」は凝灰岩の石材のことで、
柔らかいため切り出しやすく軽く保温性も良く、
コンクリートブロックが登場するまで
とても重宝されたそうです。


建物の一階から二階にかけてリボンが
かけられたような
 文様=ロゼッタが見られます。
葉アザミ=アカンサスの文様は、
古代ギリシア装飾の代表的なもので、
人間が憧憬と祈りをこめて、
植物の生命の展開に潜む活力を
求めたものと言われます。















この建物の意匠には
新天地開拓の希望や意気込みが
こめられているように思います。
滋味なフォルムではあるけれど
印象的な佇まいをみせていました。