2007年8月14日火曜日

金刀比羅宮 書院の美(2) 「こんぴら狗」

「♪金毘羅ふねふね、
  追手に帆かけて
  しゅらしゅしゅしゅ~」
 という歌にもあるように、
金比羅さんは海運の神様です。

左の絵は、
昭和初期に描かれた
「金毘羅狗図(こんぴらいぬず)
          です。



「こんぴら狗」は江戸時代の伝承で、
金刀比羅宮にお参りしたいが、
遠方の地からは遠くて行けない。
その代わりに、飼い犬を差し向けたというのです。

犬の首に袋を下げ、中に飼い主の住所、
名前を書いた札や、おさい銭、えさ代を入れ、
          旅の人に託します。

旅人は宿場町などで別の旅人に託し、
また別の宿場 町で別の旅人に……。
 「まさに数珠つなぎ金比羅参りリレー」



←琴平町役場のHPより

飼い主に代わってお参りをするという。
道中の費用と初穂料を入れた袋を首に巻き、
無事にお参りを済ませると家族のもとへ
戻ったというこの狗を、
いつの頃からか「こんぴら狗」と
   呼ぶようになったとか。





「こんぴら狗物語
  走れゴン」のHPへ




絵:湯村輝彦 
文:多田とし子

発行所:フリーベル館