ながさき洋館めぐり 旧長崎税関下り松派出所

旧香港上海銀行長崎支店」の
お隣にあるのが、
旧長崎税関下り松派出所」。
1898年(明治31)年に建設されたもの。
正面を海岸通りに向けて建つ煉瓦造平屋建は、
景観形成にも重要な役割を担っています。
(正面写真は
長崎観光ポータルサイト「ながさき旅ネット」より転載)
1990年(平成2)に
国の重要文化財に指定されおり、
約4年間の保存修理工事を経て、
べっ甲工芸品及び税関資料を展示する
長崎市べっ甲工芸館」として、
2002年(平成14年4月)にオープンしています。
長崎港は鎖国時代も唯一の外国との窓口として
開かれていたこともあって、
開港後も貿易港として重要な位置を占めていた。
下り松派出所はその一施設として設けられたもの。
内部は検査場、倉庫、事務室等からなる。
後方には便所があって渡廊下でつながていて、
そして敷地は煉瓦塀で囲まれています
建物自体は小ぶりではありますが、
明治時代の税関施設の状況をよく伝えています。

「旧長崎税関下り松派出所」
→長崎市べっ甲工芸館
建築年:1898年(明治31)
構造:煉瓦造、一階建、南面突出部附属 木造、桟瓦葺
設計:不明
所在地:長崎市松ヶ枝町4番33号
【国指定重要文化財】

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