タイムスリップ大阪万博 その8 ホステス 

2010年3月で日本万国博覧会が
開催されて40周年を迎える。
その記念すべき3月13日に、

万博に残った唯一の
パビリオン「鉄鋼館」が
EXPO'70パビリオン」として
リニューアル開館される予定だ。

この日は各パビリオンホステスの
ユニフォームがよみがえる
ファッションショーも開催されるという。
「鉄鋼館」が 森 英恵 さん。
「生活産業館」コシノジュンコ さん。
「東芝IHI館」 大菅てる子 さん。

当時のホステスユニフォームの
デザインはファッションデザイナーの
腕のみせどころでもあったのだ。
タイムスリップグリコ
に採用されたのは、
大阪ガスのガス館ホステス。
ガスフェアレディー
と呼ばれていたのだそうだ。
実は大阪万博の頃は、
コンパニオン」と
呼ばずに「ホステス」。
ガスパビリオンのホステスの
コスチュームは
ワンピースのミニサイズ。

シルバーグレーの中に、
パビリオンと同じように
口を開けて笑っている
イメージを赤いラインで表現している。
夏バージョンはラインが青だったらしい。

EXPO CAFEにも
ホステスのユニフォームがあった。
希望があれば
着せてもらえるのだそうだが。

鉄鋼館の話に戻る。
鉄鋼館は博覧会終了後も
恒久保存することを
見込んで建てられたため、
耐震性などは現在の基準でも
クリアする存在だという。

今回のリニューアルの目玉は、
なんといっても
閉幕時から保存されている
当時のままの
“スペース・シアターホール”
レーザー光線を駆使した
コンサートが開かれた
スポットがガラス越しに
様子を眺めることができるらしい。

関西ウォーカー1月4日号にも、
「40年の時を経て
 あの“大阪万博”が復活〜
 「EXPO'70パビリオン」3月完成へ」

ってレポされていた。

スペース・シアターホール”には、
「日本館」のプロデューサーである
河野 鷹思 さんの幅20mの
巨大タペストリー
よろこびの塔、かなしみの塔
展示される予定だ。

このタペストリーは博覧会終了後
収蔵保管していましたが、
傷みが激しいため
一昨年に修復されたもの。
よろこびの塔」は
原子力の平和利用と
人類の幸福への願い、
科学と人間とのより
豊かな未来のために。
かなしみの塔」は
日本が体験した被爆から生まれた
平和への願いをこめて。

リニューアルの企画にかかわった
大阪府立大学観光産業戦略研究所長の
橋爪紳也さんのコメントにこうあります。
「 大阪万博は日本の戦後復興、
 高度経済成長の到達点を示す
 画期的なイベントであるとともに、
 最先端の技術やライフスタイルを
 提示した実験都市でもあった。
 今日の我々がよって立つ原点ともいえる
 1970年という 年を忘れないためにも、
 太陽の塔とともに万博公園に唯一残る
 パビリオン・鉄鋼館を記念館に衣替えさせ、
 大事業を後世に伝えていくことには
 歴史的な意義がある」

EXPO'70パビリオン」の
2階の回廊スペースの完成予想図には、
岡本太郎さんの生命の樹のような
雰囲気のイメージが見えるし、
さらなる期待が膨らみます!!

EXPO CAFEのカプセルより
リスはサンヨー館の
コンパニオンの制服を着たマスコット
デザインは手塚治虫さんです!!

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