2010年1月21日木曜日

タイムスリップ大阪万博 その7 日立グループ館

ついにこのシリーズも第7回となりました。
今回は「この木なんの木」の「日立館」。

赤い円盤型というか巨大UFOのような
フォルムは「日立グループ館」。
展望台へは40mもあるエスカレータ
直接つながっていたいたそうです。

日立チェーンスの店員さんでさえ、
掃除機」?とか「炊飯器」??。
当時はいわゆる「白モノ家電」が
家庭に普及しつつあるころ。
カラーテレビでもカラー放送とときは、
「カラー」と出ていた時代です。
今画面の右上隅に出るのは「アナログ」。

今はなんか
時代から置いて行かれているみたい、
その頃とは真逆なメッセージです。

本題に入ります。
日立グループ館」のテーマは
追求一未知への招待」。
大出力大画面の
レーザ光線カラーテレビジョンの
初公開実験の機会でもありました。
コンピュータを使って空中旅行を
味わわせてくれる模擬飛行装置
シミュレート・トラべルが出し物。

ところで「日立グループ館」って、
こないだ紹介した「みどり館」と
特殊な関係にあったようです。

大阪万博は「人類の進歩と調和」
だったにも かかわらず
パビリオンはまさに百花繚乱。
まさに競い合いで
協調が全くみられません。

EXPO CAFEにある
佐津川 匡宏さんの1/500スケール。
手前にあるのはタイムスリップグリコ版

ただこの二つのパビリオンは
敷地は 融通しあって、
境界線がなかったそうです。
あえてそうするレイアウトによって、
建築方法の特徴が 
好対照が際立っています。

日立グループ館とみどり館
長谷川明さんの3D

こちらの企画についても、
こんな好対照な話があります。
ディズニーにオリジナルプランの
コンタクトをかけています。
「みどり館」は
ディズニーを袖に!というのは、
前回の
その6 みどり館」
で紹介しましたね。

時に大阪万博の4年前1966年。
当時の金額で3億円という企画料。
くわしくはわかりませんが、
日立製作所はこの時点で
国内コンペに切り替えたのだそうです。

総合プランナーの最終候補は、
手塚治虫 さん片方善治 さん、
そして高橋克雄 さんの3人。
結果は日立製作所とは
単なる一ユーザーの関係しかなかった
高橋克雄 さんの企画が当選されました。  

シナリオライターで
教育映画・児童映画の監督の
高橋克雄さんが大きく飛躍する
分岐点になったのが
このパビリオンです。

こちらはEXPO CAFEにあった
ペーパークラフトの空撮?です。
こちらでみるとハッキリわかりますね。

実はこの万博のペーパークラフト模型は、
会場全部のが作られていて、
EXPO CAFEの壁に飾られています。
とにかく一見の価値ありです。

進太郎さんって方が作られたもので、
実は南西に位置するエキスポランドも、
同じように作られていて、
そちらはつなげるとイスに座ると、
頭をぶつけてしまうということで、
半円形カプセルの中に収められていました。


高橋 克雄
(タカハシ カツオ)
 長崎市出身。児童映画・アニメーション作家。
 代表作「野ばら」は国際児童年記念レオニード・モギー賞や、
 児童福 祉文化賞、文部大臣賞、芸術祭賞などを受賞。
 大阪万博の日立グループ館総合企画、
 NHKメルヘンアニメシリーズを演出。
 VTRコマ撮りシステム、
 NTTの インターネット児童教育ソフトなどを開発し、
 映像評論家としても活躍する。