奧も迷わじ咲きつづく

「花咲かば告げんといいし山里の
 使は来たり馬に鞍
 鞍馬の山のうず桜
 手折り栞をしるべにて
 奧も迷わじ咲きつづく
 木陰に並みいて
 いざいざ花を眺めん」


    ※手折り=たおり と読みます。

謡曲『鞍馬天狗』の一節で、
 深山の桜が咲いたとの知らせをうけて、
 慣れぬ山道を独り行くが、
 ところどころ枝が手折られている。
 それをたよりに馬を進めれば、
 決して迷うことはないのだ。

そんな意味だと思う。。




























都会のサクラは「散りぬるおわか」
虎次郎の地元には桜の名所が多い。
「桜宮」という地名もそうだし、
桜並木なんてないのに商店街には
「さくら通り」なんて名がついている。
「桜小橋」っていう交差点もある。

JRの貨物線の土手には桜が咲誇り、
ソメイヨシノの次は八重桜が控える。
城東貨物線と地元では呼ばれる
この貨物線だが将来は旅客路線になり、
複線化されるという。。
土手も再整備され桜の木も姿を消すのだという。




















鞍馬の奥の桜は
もう少し先になるのか。



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