2018年1月7日日曜日

ザ・船場な戦後ビル⑬ イトゥビル


イトゥビル

船場を東西に突っ切る
中央大通りに面しているビル。
1966年竣工の褐色タイルが美しい。

北側にはあの2007年登場の
本町三丁目地区都市再生特別地区
として新たなランドマークを創出を
意図したセントレジスホテル大阪
本町ガーデンシティが見下ろす。

設計施工は㈱竹中工務店さん。
外壁タイルの色調、
独立窓のプロポーション…

そうピッチも似ているのが
御堂筋沿いやや北東に
鎮座している「御堂ビル」。

異なるのは交差点の面取りが
「イトゥビル」のほうが大きく、
角の面にも窓を配置されています。

最上階だけ

水平連続窓になっています。

こちら「御堂ビル」…

道東の四季 - 春》※1
 1976 舟越 保武



[まだ船場センタービルがない頃]※2

総合商社 伊藤忠商事
丸紅との縁のあるビルでして、
鉄筋コンクリート3階、
地下1階のビルを
1937年より建築されましたが、
戦時下の建築中止令により中止。
戦後ビルを復旧するも
連合国に接収となりました。

現イトゥビルが竣工したのは、
1966年11月 1日 のこと。

なぜ「イトゥ」としたのか?
髙岡伸一さんのある一説では、
Itu 」と書くと
ポルトガル語だと、
イトゥーと読むとか…

ちなみに
ブラジル・サンパウロ州には
イトゥーという都市があります。

この竣工石も
イシズエ」とあり、
コダワリがあることだけは、
間違いなさそうです。

ふたたび独立窓に注目!

御堂ビルのは前にせり出してるが、
イトゥビルは奥まっています。

サッシの枠がみえないように
デザインされていることで、
あたかもガラスが直接タイルの
壁に埋め込まれているように…
褐色のタイルは金属のように
光る窯変が目立ちます。



耐震補強工事、全館LED照明、
光ケーブル対応に
地デジ、ケーブルテレビ視聴可。
いまなおテナントビルとして、
その役割をここ船場の地にて、
しっかりと担っています。



ハードロックカフェとか…

地下にもショップがずらり。
ちなみにブライトンベルさんは、
虎次郎の後輩くんがやってるお店。






「イトゥビル 」
竣工年:1966年(昭和41)
設計 :㈱竹中工務店
施工 :㈱竹中工務店
構造 :鉄骨鉄筋コンクリート造
    地下4階、地上9階、塔屋4階
所在地:大阪市中央区南本町3-6-14

※1道東の四季 ‐ 春
北海道釧路市にある弊舞橋に設置されている
4作家競作による「道東の四季」のうちの1点
「春」のエスキースである。
実際に釧路に設置されている像は
薄衣をまとっているが、この作品は、裸体である。
舟越保武は、清楚で優美な女性像を得意としており、
無理のない自然体で立つ純潔な乙女の姿は、
いかにも「春」と いうテーマにふさわしい。
寄付者:清水建設株式会社

※2 写真ならびにこのブログは
   イトゥビルHPを参考にしました。