2018年1月3日水曜日

ザ・船場な戦後ビル⑥ 大阪富士ビル


「ヒューリック大阪ビル大阪富士ビル」

もとは大阪富士ビルで、
みずほ銀行の前身である
富士銀行大阪支店として
建設されたビル。
座る婦人像※1
 1980年 エミリオ・グレコ 

1960年の竣工だが、
みずほフィナンシャルグループの
関西拠点となっています。
御堂筋沿いのビルとしての、
風格をいまなお持っていることが、
拠点ビルとして使い続けられている
ということなんでしょう。


ガッシリと地を下ろした
大きな柱が揺るぎなさを
示すに十分なフォルム。
1階部分の高さを感じさせる。
地下鉄への入り口
この階段も威厳のあるツクリ。
南側の設えはすこし異なる。
裏手に回ると少し違った印象。


地上9 階 地下 3 階
そして塔屋 3 階

ボイラー塔なのか?
焼却炉なのか??
たぶん今は煙はあがらないのだと、
思いますが…
《姉妹》※2
    1988年 中村晋也

「ヒューリック大阪ビル大阪富士ビル」
竣工年:1960年(昭和35)
構造 :鉄骨鉄筋コンクリート造
設計 :松田平田設計事務所
施工 :株式会社 竹中工務店
所在地:大阪市中央区今橋4-2-1


※1 《座る婦人像》 
エミリオ・グレコは、現代イタリア具象彫刻界の
代表的な巨匠である。作品の形態上の特徴は、
独特のポーズにある。
この作品は彼の主要なテーマである
「座せる像」シリーズ中の1点であるが、
一見不自然とも思われるポーズをとることによって、
緊張感と生命力を与えることに成功している。
 寄付者:株式会社大林組

※2 《姉妹》
 中村晋也は、
このような古典的様式の女性像を得意とする作家である。
すぐ後ろにいる妹に優しい視線を投げかける姉と、
姉に頼るように身を寄せる妹。
身体のバランスも肉付きも酷似した2人の裸婦が寄り添い、
親密で暖かな雰囲気を醸し出す。
姉妹の心の絆の強さが伝わってくるような作品である。
寄付者:東京海上火災保険株式会社
         (現 東京海上日動火災保険株式会社)