夫婦喧嘩の天の川

牽牛・織女の物語にこんなのがありました。
中国の江蘇省北部に伝わるものです。

「 牛郎と織女とは、ともに天上の星座であった。
 織女は玉皇大帝の孫娘で、天孫星と呼ばれ、
 毎日、機織りに精を出していた。
 牛郎が、織女が織りだした草や花を本物だと
 思って刈りとろうとしたことから、
 二人は知り合い、恋仲となる。
 玉母娘娘は、
 二人の結婚を好まなかったのであるが、
 金牛星や南極仙翁のはからいで、
 王母が酔って寝ているすきに、
 二人は人間世界に逃げ降った。

 人間世界で二人の間に一男一女が生まれた。
 しかしなんとしかことか、
 織女は少しも仕事をしなくなった。
 やがて王母と王皇から使いがやって来て、
 織女はその使者と共に天に帰っていった。
 
 牛郎は、金牛が残した角や皮を持ち、
 子供たちを連れて、
 織女を追って天に上っていった。
 追いつかれそうになった織女は、
 金簪や銀簪を用いて金河や銀河を作り出した。
 牛郎は、金牛の遺骸の一部を
 用いてそれらの河を渡ったが、
 最後の一本の銀河を渡ることを
 渡ることができなかった。
 怒った牛郎は、牛の鼻輪を投げつける。
 織女は梭(ひ)を投げ返した。
 織女の星座の三つの星はその鼻輪であり、
 堅牛生のそばには梭が見える。
 玉皇大帝は、七月七日に二人が会う事を許した。
 その金牛星の頼みで、
 鵲(かささぎ)が銀河に橋をかけるのである。」

は「かんざし」、


「梭」とは、
横糸を織るときに使う
左右に動く道具。







夫婦喧嘩にはモノが飛び交う。。。

虎次郎の家ではあまり見られませんでしたが。。
牽牛と織女は銀河を挟んで物を投げ合った。。
実に豪快な話です。。。
















ところで虎次郎の地元の京阪電車では、
七夕の夜に「おりひめ」「ひこぼし」という
  列車が走ります。。。
「通勤快急おりひめ」と「快速急行ひこぼし」で、
7月7日の夜には私市駅で約2時間停車している間に
 「ひこぼし」と3回出逢うんだそうです。


やっぱり待つのは
 男なんですね・・・・








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追伸:ん。。。。。ちがった。
   待ってるのが「おりひめ」で、
   「ひこぼし」が会いにくるんだ、、
   虎次郎は会いに行くよ・・・
   (なんのアピールか?不明 爆)

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