絵巻にみる“インターンシップ”??

インターンシップとは
「学生が一定期間企業等の中で
 研修生として働き、
 自分の将来に
 関連のある就業体験を行える制度」

   のことなんやそうですが、

絵巻物の盛んな平安・鎌倉時代にも
 「見習い労働」
があったようです。



絵巻物は“縁起もの”と呼ばれるお寺とかお宮とかの、
 成り立ちをテーマに選ぶことが多いんです。
  だから建築現場もしばしば登場します。

徒弟制度といえばいかめしいんやけども、
 厳しく統制されて行われていたようでもなかったようで、

絵巻には仕事をしながら
「おしゃべり」したり「けんか」したり、
ちょっとした
「就業体験
 =インターンシップ」
  やったように見えます。


今の就職活動の制度では、企業と人材のマッチングはなかなか難しい
  そんな声で、インターシップが盛んです。

大学側も就職率アップに躍起!!
「インターシップしたら○○単位」
  なんてこともあちこちで
       始まりました。
みんなに就業体験させようとしたら、



↑「水盛みずもり」という当時の水平器に水をいれる子ども

  いずれも「春日権現記絵」より


「今年からなんか消極的な学生さん増えたみたいやけど。どうして??」
   との声が聞こえてきます。うまいこといかんなあ。。。

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