ウチナー・ウタキを辿る② 果報バンタその2


果報バンタ??
パンダではないよね(T_T)

ちょっと植物園のような
アプローチですが…
バリアフリー
段差なしの順路も
ちゃんと確保されています。

宮城島は戦火を逃れたそうで、
古くからの自然が残り、
熱帯植物も自生しています。

こちらは南アフリカ原産の
キダチベンケイソウ
弁慶のように強い花なので、
この名が付けられてとか…
葉のギザギザの間から
たくさんの子株が芽吹き、
子宝草という別名はそこから。

真っ赤な花はなんと3ヶ月も
咲き続けるそうで、
花見頃12月〜3月。

三天御座(ミティンウザ)
長い年月の間、
大地に根付いたガジュマルと
ソテツに守らていました。

発見されたのは、
実は2011年4月のこと…

沖縄では、天、地、海の
3つの神様がおられて、
三天御座はその3つの
神様が集まる場所なのです。

エネルギーが溢れる場所は、
いまやパワースポットとして、
知られるようになりました。

」となるエネルギーの
お福分けを頂けたようで、
豊かな人生がこれからも
満喫できそうです(・ω・)v

奥入ると「はなり獄(だき)
実は三天御座、
果報バンタを含めた総称で、
一番高いこの場所に、
清らかなパワーが集まるとか。

癒やしのエネルギーが溢れる場所。

琉球石灰岩に根を張るソテツ
サンゴや海洋生物の
終末のカタチ…
数万年前に堆積した
多孔質の堆積岩

三天御座の鍾乳洞の背後にある
宮城島最大の琉球石灰岩、
「龍神が通る穴」といわれる
龍神風道」から流入した
エネルギーがここで
受け止められていると
信じられています。



琉球石灰岩の突き出る
道を過ぎると…

果報バンタを臨みます。
バンタとは沖縄方言で
」のことで、
カフウバンタと読みます。

果報バンタという呼び名、
実は2011年3月に
付けられたものでして、
命名者は長野県の
伊那食品工業㈱の取締役会長
塚越寛さんなんだそうです。

「幸せ岬」という意味の
沖縄言葉でもあります。

崖下には砂が体積してできた
自然のビーチ「ぬちの浜」
誰も辿りつけないのは、
道がないから…
シュノーケルや泳いで海から
上陸することもタブーです。
ウミガメ産卵の
プライベートビーチ
守られていくことを願います。

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