ウチナー・グスクを征く③ 勝連城その3


勝連城は、琉球王国国王に
最期まで抵抗した按司(あじ)
阿麻和利が住んでいた城。

ビジターセンターでもある
休憩所には阿麻和利おみくじ

大吉でした

大転倒でも小難
ということだったと
言うことなんでしょうね。
浜比嘉島のマース(塩)
入った貝のお守り付き。

北は金武湾を囲む北部の山々

平安座島へ続く
海中道路が見えます…

二の曲輪には正面約17m
奥行き約14.5mの舎殿跡
発見されています。

首里城 正殿のような造りかと…
大和系瓦も発見もあり、
想像図には栄華が偲ばれ、
瓦葺きの建物で描かれます。

礎石がしっかりしています。

「ウシヌジガマ」
1458年 首里王府軍の侵攻、
善戦したものの、
最後は力尽きました。
ウシヌジ」は
身を隠し、凌ぐ」の意。

ガマは身に危険から逃げ込む

場所とされていたことは、
古くからの伝承だそうです。

先端が失われていますが、
元は「勝連城之守護神」の碑。

一の曲輪「玉ノミウヂ御嶽
脇の洞穴と繋がっていて、
城主 阿麻和利は、
現在の読谷村まで逃げ延びた
という伝説が残っています。

ウシヌジガマの左手に
少し凹んだ場所…
火の神(ひぬかん)
祀られています。
ウミチムン」とも言い、
三個のかまど石」の意。

今でも香炉がおかれる場所、
信仰は現在も続いていて、
沖縄の家庭では台所には
火の神」が祀られます。


浜比嘉島久高島など、
神話を残す島々を、
遙かに拝む場所でもあります。

鎮座するガジュマルの木

実はこの二の曲輪では、
沖縄版ミュージカル
現代版組踊 肝高の阿麻和利
演じられていているそうでして…
地元の中高生たちの卒業公演は、
ここ勝連城で演じられます。
いずれも「うるまの時間HP」より
勝連城のライトアップもあるとか…
要チェックです(・ω・)v

※このブログは世界遺産勝連城跡サイト
 参考にしています。 

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