ウチナー・グスクを征く⑧ 今帰仁城その1


那覇のホテルから
高速を使って90分、
沖縄 北山最大のグスク
やって来ました!
13世紀まで遡る歴史、
やんばるの地を守る要の城。

首里城は中山の拠城として
君臨しましたが、
今帰仁城は後になって

中山より派遣された
監守の居城となりました。
今帰仁城の歴史については、
改めて…

『琉球王国のグスク
    及び関連遺産群』
座喜味城跡勝連城跡
斎場御嶽今帰仁城跡を制覇!
残すは中城城跡識名園
園比屋武御獄石門玉陵です。

咲いているのは…
カンヒザクラ

寒緋桜と書きますが…
桃とみまがう花色。
全国トップの開花に
ドンピシャでした(・ω・)v

今帰仁城グスク桜まつり
真っ最中でした!

彼岸桜と聞き間違えられ、
悲観桜なんて
呼ばれてしまうとか( TДT)

ソメイヨシノとは
また違った凛々しさが
ありますね。

グスクの城壁にはよく似合う

雄大な城郭は重なる石垣で
囲まれています。
こちらは外郭で発見された
掘立柱建物跡

ここにも香炉が


石積の基壇をもつ建物跡

舟をかたどった
土盛りウーニもあるとか…
7月の海神祭・ウプウイミ
航海の安全を祈る祭り場。

そして大隅の城壁、
古期石灰岩で堅牢に
築かれた今帰仁城。
屏風型に波打つ様…
沖縄の古謡 おもろさうし
にこう謡われます
「もゝまかり、つみあけて」
百曲がりにも積み上げたと…

石材に残る
アンモナイトの姿。
今帰仁層とよばれる地層は、
約2億3000万年前のもの。

勝連城をはじめ中山のグスクは、
サンゴ礁由来の琉球石灰岩
白色で軟らかいというこは、
加工が容易ということ。
アーチ門など築城技術の
発展をもたらしました。

一方で古生代石灰岩は、
岩盤に層にはすき間があり、
ここを割れば、面の平らな

据わりのよい石
採れたということ。

こんな伝説が残っています。
堅い黒石の加工に苦労し、
築城がはかどりませんでした。
そんな折「北谷なーちらー」
という切れ味の鋭い刃物が、
広まって今帰仁城に献上。
豆腐でも切るように
スパッと切れたので、
こんな丈夫な石垣が
できあがったとされています。

北谷菜切という号の刀は、
青貝微塵塗腰刀拵
尚家伝来の刀剣として
国宝に指定されています。
現物は那覇市歴史博物館
あるそうです。

今帰仁城ブログ続きますm(_ _)m

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