日本シリーズ 勝ちまくれ

棚ぼタイガース」...
7ゲーム差をつけられて
優勝できなかった2014年。
創立80周年のメモリアルイヤーに
あるにも関わらずVを逃した東京読売巨人軍。

夢のようなポストシーズンがいよいよ
佳境に入ってきたのである。
野球を醍醐味を感じられないと言われて、
シーズン後半には退陣を迫るボードが、
レフトスタンドには多く掲げられていた。
和田豊監督自身の問題ではないのだが、
シーズン後半の失速は目を覆うばかり。

和田豊監督は吉田義男さん以来の
虎の日本一監督=名将となってほしいと願う。

「勝つための采配とは、
 勝つことの喜びを教える采配のことだ。」

監督としてイチバン好きな
岡田彰布さんの近著、
プロ野球 構造改革論』にあったコトバ。

ストに発展した2004年から10年たった。
その年の9月18日と19日の2日間は、
台風も来ていないのに試合が全て中止になった。
ストの発端は近鉄とオリックスの合併問題、
最終的には楽天が加わることで
セパ12球団が維持された。

新書の帯に踊る文字は
3部リーグ30球団制!
ページをめくると真意が伝わってきた。
選手会長から貫く彼の主張は
「1リーグ、10球団制」。
自民党の新戦略とかいう
「プロ野球のチーム数を、
 現在の12球団から16球団に拡大する」
ってのとは間逆だ。

岡田さんが願うのは2軍、3軍を充実させ、
プロとして飯が食べれる環境を整えること。
2013年観客動員で経営のボーダーを
クリアなのは平均3万人を超える3球団。
巨人、阪神、ソフトバンク...

♫大阪生まれの 大阪育ち
 君こそ似合うよ 甲子園
 GO! GO! どこかしずかな横顔に
 Let's Go! 秘めた闘志のど根性
 打て打て岡田 かっとばせ岡田
 ペナントレースを つっ走れ


1981年に発売された
Let's Go 岡田』の1番。
岡田さんは熱心な阪神ファンの父を持つ。
ファン以上の後援者だったと呼んでもいい、
現役選手が出入りする家に育った。

虎次郎の阪神ファン歴は長い、
正確には生まれる前からと言ってもよい。

父は野球経験は無いがルールは完璧、
野球に限ることはなくアメフト、ラグビー、
サッカー、テニス、柔道、相撲、マラソン...
季節の移り変わりに応じて、
いつもなんかしらのスポーツ中継が
茶の間のテレビでは流れていた。
何試合かみるとほぼルールを熟知。
記憶力と分析力が抜群に良かった父なら、
ルールブックを読まずとも...
ということだったのだろう。

サンテレビの阪神中継が始まったとき、
当時U局受信のなかった茶の間のテレビ。
父と一緒に2階の仏間に
白黒テレビを据え付けて、
物干し場にアンテナを括りつけた。
阪神はシマシマやから白黒で十分??
当時はカラーユニ全盛やったんやけど。
♫六甲おろしで きたえた腕に
 何のまよいが あるものか
 GO! GO! 君の敵などもういない
 Let's Go! 君は自分を信じればいい
 打て打て岡田 かっとばせ岡田
 その手で優勝 うばいとれ


六甲颪は六甲山系より吹き下ろす山颪。
春と秋に吹くことが多いのだが、
低気圧が北風を吹き込んで、
これが裏六甲に吹きつけ圧縮されると起こる、
気圧の逆転現象...
1勝2敗となった日本シリーズだが、
甲子園に帰ってくるためには、
ホークスの勢いを押し返せねばなるまい。

「阪神の福留孝介を、
 私なら獲らないと書いた。
 他意はない。頑張って欲しい。」

2軍行きとなった福留の姿を知っている。
誰よりも長くグラウンドにいて、
若手にトスを上げ続けていたこと。
1軍に戻ってきた福留が三振したとき
鳴尾のバスが出てまうぞ」とヤジった。

最近の甲子園は野次るな!立つな!と、
事ある度にやたら「注意書き」が多い。
野球場の風景はここ20年様変わりした。
臭いトイレに狭い座席は数段改善されたし、
甲子園カレー以外にも選手コラボ弁当、
選手プロデューススイーツも登場している。

夏のハマスタ...
福留の応援タオルを振りながら、
ドメス一緒に鳴尾に帰ろう」とヤジった。
後ろ席にいた関東の虎党から、
兄さんタオル振ってますよね」と。
愛があるからヤジるのである。
デキル選手が凡退するからガッカリなのだ。

♫白いボールの ドラマはいつも
 君のバットで しめくくれ
 GO! GO! 今日も熱気のスタンドに
 Let's Go! トラのおたけびうずをまく
 打て打てドメス かっとばせドメス
 日本シリーズ 勝ちまくれ


明日にはかけつける!!
   待ってろ福岡!!
イラストは Little seed らくがきやせい さんの 
" らくがき "を使わさせてもらいますた(・ω・)v

このブログの人気の投稿

異界との出入り口《春日権現験記絵》

TARO100「生命の樹」

ペットマーク考証① バットを持つ人