サッポロの旅 時計大臣とテレビ父さん
ライラックの彩りが加わった「札幌時計台」
土佐の「はりまや橋」と並んで、
がっかり名所って呼ばれるけど。
北海道の時を支えた存在は今でも
道民にも愛されています。
近頃はなんでも
「ゆるキャラ」に仕立てあげられる。
テレビ父さんの大先輩であり、
よき友人っていう設定。
イラストレーター「亀」が生み出された。
テレビ父さんのほうが先に登場していたが、
最近出てきたのが「時計大臣」。
こっちの方が明治・大正・昭和を生き抜いた。
アナログとデジタルでどちらも時を刻んでいます。
時計台の正式名称は「旧札幌農学校演武場」。
1878年に札幌農学校の演武場として建設。
農学校生徒の兵式訓練や心身を鍛える
体育の授業に使う目的で建設されたので「演武場」。
正面にある文字は岩倉具視の揮毫です。
当時アメリカ中・西部で流行した
「バルーンフレーム」と呼ばれる
木造建築様式をモデルとしているそうです。
動力におもりを利用した機械式塔時計台です。
実は時計台にはもうひとつキャラがあって、
その名も「とっけ」。
札幌時計台の中に住んでいる生き物って設定。
夢は「将来は広い丘に引っ越したい。」。
ビルに囲まれた時計台とともにテレビ塔も、
北の大都会の一風景になっていました。