梅雨どき美術館三昧(2)「Sibyl Look! Heijnen」

梅雨どき美術館三昧 その2京都国立近代美術館 での

「Sibyl Look! Heijnen」
〜 シビル・ハイネン:テキスタイル・アートの彼方へ 〜 











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美術館の1階ロビーから見える 白い絨毯 のような、
 カーペットなのか??不思議な空間!!
そこが
「Sibyl Look! Heijnen」の会場でした。

なんと 虎次郎 が会場を訪れたとき、
シビル・ハイネンさん自身が会場におられました。

シビル・ハイネンさんは、
オランダを拠点にヨーロッパ各地で活動、
 ファイバー・アート の彫刻としての
 可能性を追求されている女性です。

とてもキュートな感じの方で、
 気軽に鑑賞者に声をかけられていました。
 日本語もとてもお上手でした。。

白い空間は
「白い人工芝の素材」

「白いスリッパ」を履いて観るというスタイルでした。


彫刻??絵画???という問い、、
たぶん彼女には そんな枠組みは関係ない のでしょう。。

空間をデザインするという潮流は、
 これから大切に扱われるのではないでしょうか。



モノトーンの会場に シビル・ハイネンさん
 カラフルな" ー "が踊っていました。

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ファイバーアートとは??
 染織とは近年まで実用的なもの、
 もしくは壁面を飾るなどの修飾的なものでしたが、
 現代になるとそれらにはとらわれず、
 ひとつの芸術として捉えられるようになってきた芸術のことだとか。


シビル・ハイネン  Sibyl Heijnen 1961年生まれ
 1992年に京都で開催された
 第3回 国際テキスタイル・コンペティション’92 において優秀賞を受賞し、
 その斬新な造形と素材の使用とが大きな注目を集め ました。
 また、1996年に京都国立近代美術館が開催した展覧会
 「テキスタイルの冒険 — 現代オランダの4人のアーティスト」でも、
 金箔を塗布したゴム・シートの作品で私 たちに新鮮な衝撃を与えてくれました。
 素材に通常の織布を用いない彼女の作品は、
 しかし確実に テキスタイル・アート の文脈上に位置しており、
 同時に、その 作品はジャンル横断的な現代の造形として彫刻的な力強さに満ちています。
         (
京都国立近代美術館 A NEW CITY GUIDE より )

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