倉敷で遊びょーる③ 大原美術館


大原美術館に来たのは、
たぶん30年ぶりかと思いますも。
中学の頃に家族と一緒に観たので、
書棚に美術館図録があります。


mt×大原美術館」とかの、
大型観光キャンペーンは4月から、
6月30日までなので…
ギリシア・ローマの神殿建築風も、
浮かれっぷりが半端ありません。


石造のように見えるフォルムの
そのほとんどがセメントを使った

人造石仕上げなのです。
イオニア式のオーダー柱
その上に三角ペディメント

まさに当時の国内外の
美術館・博物館建築の王道、
アメリカンルネッサンス様式です。
設計は、
薬師寺主計
(やくしじ かずえ)さん。
薬師寺は、児島虎次郎と同じく、
大原の援助を受けて
ヨーロッパへ留学しています。
児島が思い描く「理想の美術館」を
設計で実現させた人が薬師寺さんです。

こちらオーギュスト・ロダン
「カレーの市民」
イギリス・フランス間の百年戦争の
エピソードをもとに制作さたもので、
王はカレーの市民6名が、
町の城門の鍵をもって
投降することを条件に、
攻撃をやめることを提案。

市民のうちの「ジャン=デール」
手にが持つのが城門の鍵です。

こちらは「洗礼者ヨハネ」
ヨハネはキリストに受洗した人物、
それまで修行中の痩せ衰えた姿で
描かれた像が一般的でした。
ロダンのヨハネは、
人々を導いていこうとする、
たくましい姿で表現しています。
【ホドラー「木を伐る人」】

西洋絵画では、
エル・グレコの「受胎告知」、
セガンティーニの「アルプスの真昼」、
ゴーギャンの「かぐわしき大地」も、
捨てがたいですが…
あえてこの1枚を!!
構図がとてもお気にです(・ω・)v
【パブロ・ピカソ「鳥籠」】

訪れた時には、ちびっ子たちを対象に
チルドレンズ・アート・ミュージアム
略称「チルミュ」が開催されてました。
展示室の中で
「気に入った絵はなぁに」、
展示室で女の子が選んだのが、
コレでした。

「とりかごにとりがいます…
でも…アタマがあるけどカラダは?」
なんて声が聞こえてました。
「チルミュやってますのでよろしく」
って言われましたけど、
なかなかいい取組みですね。
さすが大原美術館です。

数あるモネの「睡蓮」
大原美術館にもありますね。

本館を見終わったころには
土砂降りの雨…

工芸館、東洋館の前には、
川ができていました(TOT)

「棟方室」に続き赤い蔵屋敷は、
染色家 芹沢銈介の「芹沢室」です。

棟方志功
「二菩薩釈迦十大弟子板画柵」】



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