『Frozen』観てきたよ

映画『Frozen』...
あの『アナと雪の女王』の原題です。
原案はアンデルセンの「雪の女王」とか、
ストーリーは王道をいきつつも、
いわゆる“お約束”を裏切ってくれます
アンデルセン版は、
「心臓を刺した悪魔の鏡の欠片のせいで
冷酷になり雪の女王に連れさられた少年カイを、
幼なじみのゲルダが探しに行くという物語」
自分の力に脅えて生きる「エルサ」と
おてんばな「アナ」という、
2人のプリンセスが登場してのダブルヒロインは、
実はディズニー映画史上初なのだそうだ。
“長女と次女という違い”はきっとあると思う。
虎次郎の母は次女、そして4歳年上の姉がいた。
いつも周りから比較され、
いつしか本人たちも比べてもしかたのないことに、
何か競り合っているように見えた。
異性を“きょうだい”に持つ自分には、
ちょっと理解しがたいことが多いのではあるが。
話は少しそれるが、この映画は
ドラマティック・ミュージカルになってる。
サントラになってる楽曲には、
リズミカルなミュージカル場面があって
飽きさせないのである。

少しネタバレになってしまうのだが...
アナの危機を救うのは「真実の愛」、
でも王子クリストフのキスではない。
人を救うのは心から案じてくれる人の愛情だと。
ラブ・ロマンスにとどまらないから、
大人が観てもココロに刻まれるのかも知れない。

北欧の妖精トロールのセリフに
こんなのがあった...
「氷が入ったのが頭で良かった。
 心臓なら直せない。」のだと。
人は自然に生かされて癒やされている、
心の臓に刺されば命は終わるのだということか。
自然の前では無力ではあることもあるが、
人の愛によって救われるということなのかも。

♫Let It Go」の英語詞にこうある。
The snow plows white
On the mountain tonight
Not a footprint to be seen
A kingdom of isolation
And it looks like I'm the Queen

The wind is  howling
Like this swirling storm inside
Couldn't keep it in
Heaven knows I tried... 

ほとんどのDisneyアニメは
いつも吹替えで見るのだが、
あえて今回は字幕版で観た。
エルサは松たか子さん、
アナは神田沙也加さんが演じている。
松たか子さんは主題歌をも歌い、
なかなかのいい感じなのだそうだ。

あえて『Frozen』で観たけど、
日本語版も興味アリアリなのであります。
「降り始めた雪は 足跡消して
 真っ白な世界に ひとりのわたし
 風が心にささやくの
 このままじゃ ダメなんだ

 とまどい 傷つき
 誰にも 打ち明けずに 悩んでた
 それももう やめよう」
 
この映画には家族の強さも感じさせる。
“家族”というか自分がそして
自分を大切にしてくれるひとたちの愛。
雪だるまのオラフとトナカイのスヴェン
彼らは本当に優しくていい子たちなんです!

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