2007年7月22日日曜日

広重《名所江戸百景》(4)大はしあたけの夕立

歌川広重《名所江戸百景》 の紹介
 第4回目は、広重得意の雨の絵です。


「大はし
 あたけの夕立」



「新大橋」「安宅」
  夕立の風景です。

雨がやや斜めに落つる様が、
 これぞ雨の描き方の
  真骨頂がこの作品。

霞んで雨影に映る向こう岸が
 「安宅」だそうです。













広重の絵は実に西洋絵画、
とりわけ「後期印象派」
大きな影響を与えた
  といわれています。

「後期印象派」
 巨匠 ゴッホ
 油絵で模写したのが、
「日本風 ( 雨の橋 )」です。











構図はまさに模写ですが、
川は波たち雨も夕立というより嵐のようです。。
油絵という素材には日本の雨は難しかったのかも知れません。

そもそもヨーロッパには、
 蒸し暑い夏の午後の蒸し暑さを一気に拭う、
 「涼しい夕立」というのが少ないようです。
「夕立」「涼しい」という言葉も欧州にはないそうです。

「cool」「涼しい」と訳しますが、
 日本の涼しさとはだいぶ違うそうです。