2018年5月12日土曜日

熊本たてもの めぐりん③ 住友銀行熊本支店


三連アーチの軽快なフォルム、

軒飾のレリーフ

入り口周りにも



モダニズム建築を主流とした
長谷部・竹腰建築事務所らしい
表情を感じさせています。

ギリシアに源を発する
コリント様式柱頭を頂いるのは、
顧客の信頼を獲得するための、
当時の必須として設えている。

実は1985年まで正面にあった
富士銀行熊本支店はイオニア式
そして少し離れた花畑町には、
旧日本勧業銀行には
ドリス式の柱頭だったとか。

ただこの支店もすでに新店舗へ…



設計事務所の主宰者の一人、
竹腰建造という人は、
1935年建築の大阪証券取引所を
手がけた人。
大学卒業後にロンドンに留学、
4年後の1917年に帰国し、
住友総本店に入社している。
近代建築のおそらく最終局面、
そんな時期に位置づけられるのが、
この銀行建築とも言われています。

「住友銀行 熊本支店」
→三井住友銀行 熊本支店→閉店
竣工年:1934年(昭和9)
設計 :長谷部・竹腰建築事務所
構造 :鉄筋コンクリート3階
所在地:熊本市中央区魚屋町二丁目


※古代ギリシャ建築の列柱様式??
最も古い時期のものがドリス式、もしくはドーリア式。
柱に礎盤がなく、柱身はエンタシスの膨らみ、
簡素な柱頭をもつ。パルテノン神殿に代表されるもの。
その後礎盤がつき、渦巻き装飾の柱頭をもつイオニア式
その後に成立したのが、コリント式
アカンサスの葉を飾った華麗な柱頭が特色である。