出雲で銅剣 ザックザク〜荒神谷遺跡
6月に山陰に出張した帰り...
憧れの地がインターチェンジ近くに
あるのを知り寄って来ました。
358本の銅剣がまとまって見つかった
世紀の大発見は1984年のこと...
ボクが「文化史」って専攻に進むことの
きっかけになったのがこの「荒神谷遺跡」。
史跡公園全体の広さは 27.5ha で、
「荒神谷遺跡」として指定されているだけでも
1.3haもある歴史ロマンを感じさせる場所。
谷あいにはハスの花がまっさかりでした!
ここのハスは「二千年ハス」
1951年に千葉県検見川から丸木舟と
いっしょに出土した種子から花をつけたもの。
種子を発見したのは
岡山県出身の大賀一郎 博士、
1988年に島根県大田市に贈られたのを、
この地に譲り受けられたのだそうです。
朝方のハスはなんともヨスです。
実はこの地に花を開いたのは、
大賀博士が81歳に
なくなられた日だったそうで、
なんか運命的なものを感じさせます。
蓮池を奥入ると...
そこが「日本最多の青銅器出土地」。
それまでの銅剣出土総数は日本全体で、
300本余りだったのですが…
それをはるかに越えて、
しかも一箇所で358本が
4列に並んで同じ形のものが、
ドドドんと出てきちゃったのです。
復元当時が再現されていました!!
そしてすぐ近くに埋められていたのが、
銅鐸6個と銅矛16本の組合わせ。
銅鐸は国内でも最古と言われるカタチのもの、
銅矛には北部九州の文様をみせるなど...
わずか7メートルしか離れていないのに...
ムチャクチャ権力持った首長が、
この出雲にいたことは間違いなし。
ということなのでありまして...
ちなみに今はその銅剣と銅鐸は、
「島根県立古代出雲歴史博物館」に…
「島根県立古代出雲歴史博物館」に…
出雲大社の道すがら見てきましたよ!