建築史探偵団・京都7 星の殿堂へ



三条御幸辻の角に彩りを添えている星ビル
「アートコンプレックス1928」として
1999年にオープンした
元「毎日新聞社京都支局」。
3階には高さ5メートルの
アーチ型の天井を持つ講堂が
イベントホールとして使われている。
このレトロビルには
星が散りばめられておる。
それは何故か??
イマは「千葉ロッテマリーンズ」なる
不思議なチーム名になっておるが、
その昔は「ロッテ オリオンズ」。
もとは「毎日オリオンズ」なのである。
張り出したテラスも星形!
建物が建てられたのが
1928年(昭和3)なので、
「Art Complex1928」。
日本を代表する建築家・武田五一さんの設計、
あの「京都市役所本庁舎」も
建築顧問として携わっておられる。
西側の窓は丸窓。
いろんなとこにアール・デコが見て取れる。
1998年に 若林広幸氏の改修には、
賛否両論が投げかけられているのだが...
若林さんといえば、あの鉄人28号ばりの
南海空港特急ラピートのデザイナーだから。
斬新この上ないのである。

旧 大阪毎日新聞社京都支局ビル
→Art Complex1928
建築年:1928年(昭和3)
設計:武田五一
改装:若林広幸(1999年)
施工:大林組
構造:RC造3階建
所在地:中京区 三条通御幸町東南角
【市登録文化財】

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