2014年3月2日日曜日

建築史探偵団・京都5 京のウォール街その②

「三条通」は大橋のあたりは広いが、
河原町を過ぎるとアーケードに入り、
少し過ぎると道幅はぐっと狭まる。
 
でもクルマが増える戦前までは、
十分の広さだと感じられていたに違いない。
まさに一流どころの
金融機関が犇めいたわけでして...
今は交差点を人と電線がクロスしてる、

こちらは日本生命の三条支店だった。
耐震性を高めるために、
内部に鉄骨が入れてあるので、
純粋な煉瓦造とは違っているとはいえ、
フォルムが残されたことは喜ばしい。
石張りの外観
設計者の一人片岡安の作風を伝える
大正の流行はこんな感じだ。
でも上部はタイル貼りであること...
石造りでも目地はムックリとしておる。
境界を区切る壁が残されていて、
石造りの内部は煉瓦造りであることが
垣間見れるのである。

旧 日本生命京都支店

→ 日本生命京都三条ビル 旧棟
建築年:1914年(大正3)
改築年:1983年(昭和58)
設計:片岡安井、辰野金吾(片岡建築事務所)
施工:山本鑑之進(やまもと かんのしん)
構造: 煉瓦造2階建 銅板葺
所在地:中京区 三条通柳馬場
【国登録有形文化財】