2009年12月11日金曜日

抽象の枠とは?

最初の国際抽象美術展が
パリで開かれたのが1930年なんだそうです。

岡本太郎さんはその頃、
パリの真っただ中で
抽象絵画を描いてはりました。

















1936年に描かれたのがこの
『痛ましき腕』という作品です。
9月に岡本太郎美術館で観ました。

キッと結ばれた深紅のリボンから
拳を握りしめた腕が突き出ています。
切り裂かれ、生々しい傷口をあらわに。

現実にはない姿を描いているのであるけれど、
リボンも腕もそして腕の傷口も、
   リアリティに満ち満ちている。

20世紀はじめからパリで幾何学的抽象を
リードしてきたグループに
アプストラクシオン・クレアシオン協会
        というのがあります。
抽象創造協会と訳せばいいのかな。
太郎さんもそこに加わっていました。

純粋抽象では、
具象的・具体的なイメージがあっては
いけないことになっていたそうです。

ドイツ軍のパリ侵攻とも重なった時期でしたが、
このあと日本に戻ってきます。
二科展にこの出品、二科賞を受賞し、
個展も開かれるなど太郎さんの
  黎明期の代表作の一つです。


現代美術とやらの抽象画はなんか
ムズカしそう・・・・・
ちょっと虎次郎は抽象画は不得意です。


デフォルメなんかしらんけどよくわからん。
岡本太郎さんは「芸術は爆発だ」
CMなんかでも叫んでいたけど。

そんなにむずかしく観なくてもいいし、
難しく考えたって自由だよ。
    と言っていたらしい。
でもちょと暗いよねこの時期の太郎さんの作品は、
やっぱり時代を表しているのかも知れません。











『夜』1947

















『電撃』1947