川崎市のTAROをたずねる
















川崎市にある「岡本太郎美術館」
どちらかというと多摩に近いってこと?
小田急っていう電車にも初めて乗りました。
もともとハマスタに行くので、
横浜着でもヨカッタんですが、
ウィラーのビジネスシートは、
都内直行だったので。。。



















よくよく調べてみると小田急線ってのは、
新宿が起点になっているので、
当初予定していた降車場所を品川から変更。
値段も変わらないんでちょっとでも、
都内乗り換えがない方が迷わなくてと思い。


ただ。。久しぶりに降り立った新宿は、
シブヤほどではなかったけど、
まさに大都会に呑み込まれそう。
ハトバスを待つ観光客でごった返していました。


小田急と言えば
「ロマンスカー」
美術館の最寄駅は
「向ヶ丘遊園」で、
最初に特急が停まる駅。
15分だけでしたが、
浪漫を体験しました。





箱根へのロマン旅行?は
次回にとっておくことにします。

















駅南口から美術館までは徒歩で約17分。
美術館のホームページを見ると、
バスだと「終点の専修大学前で下車し・・・・」
「階段は約200段、
 生田緑地公園のハイキングコースですので、
      健脚の方向け???
虎次郎はまっすぐ徒歩ルートで行きました。

生田緑地っていうのは、
多摩ニュータウン一帯の本格的な都市化が始まる前に
川崎市が緑地として都市計画決定のおかげでの残された
多摩丘陵のゆるやかな起伏に富んだいわゆる自然林。

また2002年(平成14年)まで
小田急電鉄が一定の森林を保全しつつ
営業していた遊園地だったようです。
あのブースカのブースカランドが
遊園地としても有名だったそうで。
駅名「向ヶ丘遊園駅」や近隣のお店の名前には
「向ヶ丘遊園店」として名残を留めています。




















鬱蒼とする森の奥にみえるのが美術館。
コンセプトが「自然と融合し た美術館」ってこともあり、
「母の塔」と「樹霊」をのぞけば
ほとんどが施設も地下だし、溶け込んだ出で立ちでした。
施設そのものも生田緑地の湧水を利用 した池や滝を
組み合わせ公園のなかにある秘密基地のようでした。
















シンボルタワーの「母の塔」は、
豊穣で生命感あふれる姿を
    あらわしているそうです。
岡本太郎さんの
母・岡本かの子 さんとともに、
川崎は岡本太郎さんの生誕の地だし、
  まさにシンボル



実はこの塔の正面は、
まっすぐに高津区二子(ふたご)神社にある
岡本かの子文学碑「誇り」に向いているのだそうです。

文学碑の台座には
「この誇りを亡き一平とともにかの子に捧ぐ
                 太郎」
   の銘ともに
「としとしにわが悲しみは深くして
 いよよ華やぐいのちなりけり」
という歌が、
かの子の筆跡から拾字されて刻まれているそうです。



「大地に深く根ざした巨木のたくましさ」と
「ゆたかでふくよかな母のやさしさ」、
「天空に向かって燃えさかる永遠の生命」がイメージ。





















岡本太郎 さんの
「光らせるな、輝かせろ」
イメージ実現のための
真珠色のクラッシュ・タイル
「タローホワイト」
季節や時間 の変化で、
ゆっくりと表情を
変えるのだそうです。

















この日は横尾忠則さん
公開制作 第二弾なるものが企画されていて、
近郊の美大や芸大の学生さんたちが数名、
開館をまちわびている様子でした。
ちょっと盛り上がってましたよ!!





















開館10周年記念展 「岡本太郎の絵画」 後期が
行われていて、所蔵品だけでなく他の美術館や
個人蔵の岡本作品なんかも体系的に展示されていました。

絵画から壁画などの
パブリックアートへと幅広く展開していった
岡本太郎のアートを感じる展覧会でした。
虎次郎がこだわる壁画《明日の神話》の原画も、
会場では存在感を猛烈にアピールしてました。

原画とモニュメントが対比されて
展示されているところに、
企画の意図が感じられました。
太陽の塔のミニチュアの前で立ちすくんでいると、
学芸員とおぼしき人に声をかけられました。
大阪から来たのを告げると。。
「太陽の塔がいつでも見れていいねぇ」
        なんて言われました。
















やっぱり買っちゃった太陽の塔のキーホルダー、
手?のところがポッケに入れてると
痛いのでいつしかなくなっちゃったんですけど、
改めてゲットしときました。





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