2007年11月7日水曜日

「風格」と「品格」

「品格」という言葉が巷を席巻している。

『国家の品格』という本も出されているが、
ドラマでもハケンの品格」というのがありました。

横綱の品格」とやらも世間を騒がせています。

今年の7月19日に79歳で他界された

元文化庁長官の 河合 隼雄(かわいはやお)さんは、
「風格」という言葉がしっくりとしていたように思います。

「人の心などはわかるはずもない」
「ふたつよいことさてないものよ」
「マジメも休み休み言え」
「説教の効果はその長さと反比例する」
 河合先生が残した言葉には  はっとしてしまうものがあります。

日本にユング心理学を紹介し、 臨床心理学を牽引。
その一方で「日本ウソツキクラブ会長」
自称されるジョーク好きでもあられました。

臨済宗の僧侶である 玄侑 宗久(げんゆう そうきゅう)さんが、
河合先生の追悼文でこのように書かれていました。


 「格」とは本来、神が身が求めに応じて降りてくることを云う。
 先生はそれを求めて人の心の奥底や神話という「風」のなかに
 ずいずいと入って行かれた。神意は当然「正しさ」でも
 あるわけだが、それを先生は観音さまのように現場に応じて
 一つ一つ見出していかれた。本当に、得難い風格の人で
 あったと思う。 「CDクラブマガジン 2008年1月号」より


過去の人生経験をどのように生かし、
これよりどのような行為を修めながら「品格」を磨き、
「風格」を醸し出すか???  
 いまの虎次郎にはキャラでしかないのは、寂しい限りだ。。。



河合 隼雄 氏
1928年、兵庫県生まれ。
京都大学理学部卒業。
スイスで日本人初のユング派分析家の
資格を取得。
箱庭療法など実践でユング心理学を活用する。
国際日本文化研究センター所長、
文化庁長官などを歴任。
紫綬褒章受章、文化功労者。
フルート奏者でもあり、
「日本ウソツキクラブ会長」を自称する
ジョーク好きでも あった。
2007年7月19日逝去。享年79歳。