2018年4月17日火曜日

かごしま洋館あるき③ 日本水電本館


当時、
周辺には高い建物はなく、
近代的なその容姿が
薩摩っ子の目を楽しませたとか。

日本近代建築の先駆者として
知られる 渡辺節氏の設計。
彼の代表作 大阪の綿業会館
実はここ「日本水電ビル」は、
ほぼ同時期に建てられています。

街路樹と調和する落ち着いた表情、
垂直線を強調しつつ、
要所に組み込まれた石の装飾が、
アクセントを添えています。

内部には、創建当時の床タイル、
人造石仕上げの階段、
大理石カウンターが現存、
応接室、金庫室は
ほぼオリジナルだそうです。
ビリヤード台が置かれた
娯楽室もあったとか。 

日本瓦斯株式会社」は、
鹿児島市に本社を置く、
市エリアの一般都市ガス事業者。
昭和初期に「日本水力電気
通称 水電からガス事業が独立。

日中戦争中の電気事業の
国家統制の強まりによって、
全国を9ブロックごとに、
配電統制会社の設立
九州水力電気、九州発電 、
東邦電気、そして日本水電が
4社合併…
のちの九州電力に繋がります。

鹿児島中央駅から東に延びる
ナポリ通り」に面する。

なぜナポリ???
ナポリ湾を望むナポリ市と
桜島を望む鹿児島市、
風景がとても似ているらしい。
ナポリにはベスビオ火山

あるらしい。
正面に並ぶ角柱を
45°ずらして角を見せてます
モダンでお洒落な雰囲気、
落ち着いたベージュの
タイル貼りなかなかヨス。
岸和田の自泉会館などなど、
よく紹介した渡辺節さんです。
九州・鹿児島でも、
手がけておられたのですね。

日本水電本社
竣工年:1931年(昭和6)
設計 :渡辺節建築事務所
構造 :鉄筋コンクリート造
          地下1階、地上3階建て
所在地:鹿児島市中央町8-2
【国・登録有形文化財】