2018年4月23日月曜日

かごしま洋館あるき⑨ 鹿児島県教育会館

鹿児島でも初期に建った
鉄筋コンクリート造、
1931年(昭和6年)建築。

鹿児島市内4大ビル」と当時、
並び称されてまさに教育界の誇り。
ちなみにほか3つは、
鹿児島県立図書館
鹿児島市中央公民館、
そして山形屋百貨店とか…

正面は張り出しなどなく平面的
窓ピッチは縦横とも均一、
階段室である両翼の窓は
段違いになっているのが、
アクセントとして効いてます。



建物が道路に迫り前庭はかなり狭い、
でも立派な車寄せとスロープ。
まさに時代の教育界の権威を
発揮させている造りです。






モダニズムとは一線を画す、
板を重ねたようなシンプルな装飾。
セセッション派の影響は、
「鹿児島県の建築技師の三上昇、
 県が東京から設計担当として
 呼び寄せた 畑村源次郎、
 そして大阪の施工者である
 森本組の森本千吉の3者…」※
のなし得たシゴトだと言われています。

玄関ポーチの柱断面などには
カクカクした繰り返す装飾。





実は1945年の空襲で、
内部はすべて焼失したのですが、
今なお使われているのがスゴいです。

オープンハウスカゴシマ実行委員会
  Facebookより

3階講堂舞台の額縁部分である
プロセニアムアーチ」の
漆喰のくり型、
とても手の込んだ職人仕事とか…
内部も見たかったなぁ〜。

オープンハウスカゴシマ実行委員会
  Facebookより




「鹿児島県教育会館」
竣工年:1931年(昭和6)
設計 :畑村源次郎 ほか
構造 :鉄筋コンクリート造地上3階建、塔屋付
所在地:鹿児島市山下町4-18
【国・登録有形文化財】

※ OPEN HOUSE KAGOSHIMA
鹿児島県にある優れた近現代建築を無料で紹介する取り組み。
地域の歴史的建築への理解や保全の必要性など建築文化を広く
伝えることを通して建築や街の魅力を多くの人々に伝え、
鹿児島をより豊かな街にする取り組みをされている。