コンクリ寺を行くvol.5 四天王寺 その弐


曾祖母が生前、
彼岸参りは四天王寺さんで…
と話していたそうで、
ウチでは春秋のお参りに参ります。
いつもお願いするのは「南鐘堂」。
正式には「鯨鐘楼」というそうです。

もとは
北の黄鐘堂が陽春の音に対し、
秋の幽寂の響きを伝えられるとか…
こちらが「北鐘堂」。
正式には黄鐘楼といい、
北の引導鐘。
この日は彼岸前でしたので、
こちらでお参りしました。



太鼓楼」はその名のとおり
元は太鼓で時を知らせる
お堂だったそうですが、
いまは北鐘堂と同じ黄鐘調の鐘。

こちら「六時堂」と「石舞台」。

六時堂は1623年(元和9年)建立の、
椎寺薬師堂を1811年(文化8年)に
移築されてきたもの。

亀の池では亀さんたちが甲羅干し。

そして回向を済ませた経木を、
亀井堂にて。。。

水の涸れないという「丸池」。
池の向こう岸には仏足石と
釈迦如来が祀られ、
極楽浄土を観想させる。

こちらは「万灯院」。
普賢菩薩が本尊で、
紙衣(かこみ)仏をお祀りしていて、
紙衣堂とも呼ばれる。



本坊前にある不動明王



こちら「東大門」を入ったところ、
こちらは「伊勢神宮遥拝石」。
江戸時代の『摂津名所図会』にも
天照大神遥拝所とあり、
ここから伊勢神宮を遥拝していた。
もとは門外にあったそうですが、
明治年間に門内に移されたそうです。

こちら「東大門」。
第2次大戦の空襲で焼失、
もとは国宝だったのデス(T_T)

東大門近くに鎮座する
亀遊島弁財天」。


太子ゆかりのお寺にみられる、
六角のお堂です。

こちら「太子井戸屋形

花菖蒲と応龍


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