大阪の近代化遺産をあるく〜曽根崎変電所


近代化遺産」という言葉。

「幕末から第二次世界大戦期までの間に、
近代的手法によって建設され、
我が国の近代化に貢献した
産業、交通、土木に関する遺産のこと。」
(全国近代化遺産活用連絡協議会
  =全近のHPより)
前置きはこれくらい…
昭和11年に建てられた
曽根崎変電所」。
梅田から京阪に乗ろうと、
地下鉄御堂筋線を使わずに淀屋橋まで、
ほどなく歩くと御堂筋沿いにある。
新御堂筋と合流する三差路の東側、
大阪市交通局の変電所で、
地下鉄の電源供給を支えています。
表板は右から左ですが…
御堂筋側のは右から左に、
戦前のものだという証でもあります。
櫛目をつけたような
コンクリートの仕上げ。
無骨な印象のなかに
オシャレな一面がいくつか。
丸窓とか
コンクリートの塗り上げ方

配管回し。
裏手に回ると印象が違います。
マンションを思わせる
ブロックの網目。
御堂筋を川に見立てて船が出るって、
イメージで作られたとの説もあるとか。
見慣れた風景もひょっとすると、
まもなく姿を消すのかも…
というのもフェンスに工事の
説明案内板がありました(TOT)

「大阪市交通局 曽根崎変電所」

建築年:1936年(昭和11)
設計 :不詳
所在 :大阪市北区西天満2-7-9

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