東ひろしま 西條酒水めぐり④ 冥加の水

西条酒の中で最も古い歴史をもつ
白牡丹酒造を支える仕込み水は、
西條ののなかでも2つの井戸があって、
銘柄により使い分けてられています。
その一つが「冥加(みょうが)の水」。
西條が四日市と呼ばれいていた頃から、
旅人の渇いた喉を潤していたそうです。
「目に見えない神仏のお助けを
 戴くことができる」水は、
旅の疲れを癒やす存在だったのでしょう。

創業蔵である「延宝蔵」は、
延宝三年(1675)の創業に由来します。
いまも一部が現存していて、
石組となまこ壁
当時を偲ばせていました。 
古書によると…
関ヶ原の戦いに敗れた
島左近勝猛の次男である
彦太郎忠正が西走し、
安芸国 西條に足を止め、
忠正の孫、六郎兵衛晴正が
延宝3年(1675)に創業したとか。
酒銘は、
天保10年に京の五摂家のひとつの、
鷹司家より品質を賞せられ、
家紋にちなんだ
「白牡丹」の命名を拝受して、
自筆の扁額を
賜ったことによるそうです。

白牡丹酒造
 東広島市西条本町15-5

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