東北の人たちの背中を支える「暖段はこベッド 」

あの東日本大震災から4ヶ月が過ぎました。
未曾有の危機が続いているのは、
原発事故の影響もありますが、
避難生活が長期化しつつある現実がありますね。

ところで・・・
先日 中高の同窓会事務局からメールがあり、
避難所で大評判!大阪発「段ボールベッド」と、
関西ローカルですが大きく取り上げられました。















大阪府八尾市で1951年から続いてる、
パルプ・紙の加工品や
梱包用ダンボール箱の製造メーカーの
「Jパックス」さん・・・
実はここの社長さんが虎次郎の母校、
同志社香里同窓会の
 メンバーのお一人なんです。

「震災発生以後、
 被災地のことを考えると夜眠れなくて…
 毎晩、毎晩いろいろ考えていた時、
 ベッドを思いつき紙に設計図を書きとめた」
   と 水谷 嘉浩さん。

多くの避難所は体育館とか学校なんかの固い床、
長い間そういう環境で寝ていると、
床のほこりを吸い込んで
ぜんそくや気管支炎になったり、
姿勢が固定されてしまって
「エコノミークラス症候群」
になるケースが急増しているそうです。

ニュースでも話されていたのですが、
ベッド文化の海外だと避難所でも
簡易ベッドを使うようルール化されているとか。
予め非常用にパイプベッドが
確保されているのだという。
日本人は床に寝る文化ですから、
その点はあまり違和感を
感じていなかったのかも知れません。

「Jパックス」さんの段ボールベッドは、
その名も「暖段はこベッド」
段ボール箱の強度を高めるために、
すじかいが入れられた
段ボール箱24箱を並べて、
その上に段ボールシートをのせれば完成する。
1台15分もあれば組み立てることが出来て、
なんと9トンの重さにも耐えられるのだとか。


















水谷 さんらの驚異的な行動力のおかげで、
すでに2000床以上の「暖段はこベッド」が、
東北の人たちの背中を支えているとの話。
ちょっと同じ同窓生として誇らしくもあり・・・
これからも活躍を期待していきたいと思います。

追記:ダンボールベッド

  You Tube 版アップされましたので・・・


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