エリア仁徳vol.6 古墳カレーを掘る
百舌鳥・古市古墳群を
世界文化遺産に!!という願い。
コーフンすることなく、
その喜びを染み染みと
感じる場所…
「お食事処 花茶碗」さん。
オープンは2007年…
古墳のすぐそばのお店は、
お母さんが本当に一人で
切り盛りされています。
お母さんのお名前は中屋さん。
はじめて暖簾をくぐった
虎次郎にも…
「奥の座敷に上がって~」と。
親戚のおばちゃんの家に来た
感じしかしなかったのですが、
ちびっ子連れのお母さんたちが、
食べた器を重ねていたのを、
微笑ましく横目で見ながら~
自作のカレー皿に、
白いご飯が古墳型。
もともとは長方形の
タッパーを駆使し、
古墳の形に
盛りつけていたとか。
ご飯を盛る用の型?
「割れたら困る」と、
型は2つ焼いたそうで。
おそらくこれは予備で、
中屋さんが描いた
「こふんちゃん」が踊る。
陶芸に興味があった中屋さん、
教室に通って工房で、
実際に焼いたという
気合の入ったもの。
カレー皿を25枚ほど
焼かれたのは、
団体客に備えるため…
ただ、この日も大盛況で、
ルーもご飯もラスト3でした。
スプーンとフォークは
スコップ型!「発掘気分」を
味わいながら楽しみました。
花茶碗さんの裏手に
あるのが「長塚古墳」。
周濠はすでに埋没(T_T)、
家並に囲まれています。
円筒埴輪の採集があり、
近年の地中レーダー探査で、
竪穴式石室であることが、
分かったとか。
石柱には「史蹟長山古墳」と
刻まれていますが、
これは1920年に
「史蹟名勝天然記念物保存法」
で仮指定されたときの名称、
1958年に改められました。
「長塚古墳」
・前方後円墳
・墳丘長約106.4m、後円部直径約9.2m、
前方部幅約75.2m、前方部高約10.6m