「曖昧なままで答えを出さずに生きてた」

『娚の一生』を観た。
エンディングで流れるJUJUの
♫『Hold me, Hold you』のサビ。
「曖昧なままで答えを出さずに生きてた」…
曖昧なままの答えにあるうち、
それが恋なんでしょうね。
オッサンが何言うてんねんってか。

トヨエツ演じる 海江田 醇(じゅん)
年齢は52歳。
「人生の知能のピークは52歳だと、
 今は、言われています。
 もちろん、新しい英単語を覚えるとか、
 数式を覚えるなどの「新規性知能」は、
 18歳がピークですが。
 今までの経験などを積み上げて、
 何かを形作ることを意味する
 「結晶性知能」は、
 男性の場合は、52歳がピーク
 女性はもう少し早いでしょうか。
 雪の結晶のように、
 今まで降り積もったものを
 ギュッと知能としてまとめて、
 それをアウトプットできるように
 なるという意味では、
 男女とも50歳前後は最強なんです。」

心理学者の植木理恵さんは、
「色や風。視覚と空気で感じる映画」
と題したReviewを寄せている。
虎次郎演じる“手塚 潤(じゅん)
あと4歳上昇カーブってことやな。

祖母が登場する回想シーンに
染め重ねるたびに色がしっかと
色づくという“染色”の風景があった。
きっと恋も愛も…
人の人生は染め重ねていくことで、
しっくりとくるものなのだと。
そう感じさせる映画でした。

「曖昧なままで答えを出さずに生きてた
 ただ傷つけない 許されたい 
 冷たい過去が苦いけど
 抱きしめたい みつめてたい 
 あなたに出会って 心 溶けたよ」

JUJUさんが言う。
「出せずにいた」んじゃないと
プロデューサーに言われたとか。
「そんなヤワじゃない。
 自分で決めて、答えを出さないから、
 心がどんどん固くなっていたんだ」と。
だから・・・「出さない」

「抱きしめたい 見つめてたい 
 ただ傷つけない 許されたい 
 冷たい過去が苦いけど
 抱きしめたい みつめてたい 
 あなたに出会った 心 ほどけた

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