2014年12月14日日曜日

マッサンの山崎をたずねて〜大山崎山荘②

大山崎山荘」は
大正時代に木造で建てられたのち、
昭和初期に増築されました。
第一期のものは、
欧州旅行より帰国した加賀正太郎
イギリスの炭鉱主の家を参考したとか。
木造の玄関周りは、
当初に建てられた大正時代のままとか。
こちらは黄色い絨毯。
山荘内は撮影ができませんでしたので、
オープンカフェとして使われている部分。
見上げると杉玉が掲げられてありました、
ここもやはり酒処ってことなのです。
室内でケーキセットをいただきました。
アサヒビールは飲めるようですが…
内部の写真は買い求めたパンフレットより。
かつて夫妻の主寝室だったのだそうです。
奥に見ゆるのは宝積寺の三重塔です。

作り付けのソファが、
太い柱とともに存在感が半端ない。
加賀は、吉野山で林業を
営んでいたこともあるとかで、
木の使い方にも
相当のコダワリがあったようです。
暖炉上には、中国の後漢時代に墳墓を
飾ったという「画像石(がぞうせき)」が
はめ込まれています。
イチバンの見どころの階段吹抜部分。
階段踊り場のステンドグラス。
その上を照らすのは、
アサヒビール初代社長・山本爲三郎
山荘の新築祝いに贈ったと伝わるものです。
二羽の鳥の図柄は、
加賀夫妻が当時新婚だったため、
仲睦まじくその幸せを祈ったものでしょう。
こちらは敷地に残る「旧車庫」。
チューダー・ゴシック様式で、
今はレストハウスとして使われいます。

安藤忠雄の「地中の宝石箱」で、
円柱型のギャラリーを設えた。
コンクリートの構造物は、
地中に埋め込まれて、
天王山につづく景観は今なお色褪せず、
ここにあり続けています。


中村清太郎
大山崎山荘図会
1932年 木版画

加賀の学生時代からの友人の原画による。
茶室や塔など山荘以外の建物群も、
まさに自然に取り込まれた風景。
加賀がみずからデザインし、
そこに生活して楽しんだという。