世界の塔めぐり〜掌の建築展より
「掌の建築展」オープニングボード、
世界の塔が林立っていました。
ひとはなぜ"塔"に憧れ、
より高い"塔"を建てようとするのか。
古代より人間は
"塔"に魅せられてきました。
いったい塔とは何か…
辞書をひけば仏塔や五重塔の
仏教にまつわる古い塔は詳しくても、
「高くそびえたつ建築物」との解説に、
まさにモヤモヤを募らせます。
「掌の建築展」ではエッフェル塔が、
一堂に集められていました。
ウチのエッフェル塔を捜索したのですが、
見つけることができずにいます。
祖母が欧州を旅した時のお土産でした。
エッフェル塔の登場は、
1889年のパリ万博で登場。
鉄橋などの技師である
ギュスターヴ・エッフェルが設計。
1930年にニューヨークに
クライスラー・ビルディングが
完成するまではエッフェル塔が世界一。
ただ、クライスラービルも、
1年でトップを譲ることになりました。
エンパイアステート・ビルディングは、
最頂部 443.2mなのですが、
「世界一の高さのビル」の称号を
奪うために急ピッチで行われたものの、
世界恐慌の影響もあり多くが空室…
"エンプティー・ステート・ビルディング"
と揶揄されたことも…
"自由の女神"は全長93m、
アメリカ建国100周年で
フランスが贈ったもの、
エッフェル塔はフランス建国100周年、
ということからも塔はシンボル、
都市はランドマークを欲するのでしょうね。
こちらイタリアの"ピサの斜塔"、
軟弱地盤で傾くのを
何度も整えようと試みたが、
3.99度傾いているという。
ピサ大聖堂の鐘楼なのですが、
鐘は鳴らされずに今はスピーカーより。
"カサ・バトリョ"、"カサ・ミラ"の煙突ともに、
"サグラダ・ファミリア"のガウディの産物。
さらなる高みの競り合いは、
ヨーロッパから中近東、
そして中国へ移っていきます。
栓抜きが混じったのかと見間違うのが、
上海ワールドフィナンシャルセンター、
そして上海テレビ塔、広州塔、文昌塔…
佛法での塔を建てよというのは、
塔を建てることによって
「あまねく人々の心に教えをうち建てよ」
という意味なのですが…
上海ワールドフィナンシャルセンター、
そして上海テレビ塔、広州塔、文昌塔…
佛法での塔を建てよというのは、
塔を建てることによって
「あまねく人々の心に教えをうち建てよ」
という意味なのですが…
戸棚にあった東京スカイツリー®…
そして東京タワー…
ちなみに東京タワーは、
建築法規上「建築物」ではなく、
工作物としての鉄塔です。
ちなみに東京スカイツリー®、
登録商標だから®表記にしてみました。
登録商標だから®表記にしてみました。
「エトワール凱旋門」と訳される。
建設当時は賛否両論の La tour Eiffel 、
「エッフェル塔が嫌いなやつは、
エッフェル塔に行け」と…
反対派の文学者ギ・ド・モーパッサンは、
エッフェル塔1階のレストランの常連。
エッフェル塔を見なくてすむ
唯一の場所だからというのは、
フランス人らしさを感じさせます。
建設当時は賛否両論の La tour Eiffel 、
「エッフェル塔が嫌いなやつは、
エッフェル塔に行け」と…
反対派の文学者ギ・ド・モーパッサンは、
エッフェル塔1階のレストランの常連。
エッフェル塔を見なくてすむ
唯一の場所だからというのは、
フランス人らしさを感じさせます。
祖母のお土産の"エッフェル塔"、
灯台もと暗しかも改めて探してみます。