ザ・船場な戦後ビル㉞ 本町通りあたり

大阪商工信金ビルから
本町通りを西へ

大阪国際ビル

今のユニチカ
当時のニチボー所有地に、
竹中工務店と共同で
建てられた超高層ビル。

1973年2に竣工、
高さは125mは同じ年の
1月に竣工した
大阪大林ビルディング
を抜いて当時大阪No.1。


大林ビルが高さ120mだから、
かなりの思惑が想像できます。

2016年には大規模リニューアル、
低層部に店舗や飲食店が入居、
紀伊國屋書店本町店
オシャレ100円ショップも。

2階部分は屋上庭園。

緑の広場」って
言うらしいです。



そして、よく見かける
屋外喫煙スペース。

2階からビル内へ

かなり内装は変更されています。



緑の広場に立つオブジェ。


高さに圧倒されます。

ベンチに先客??

近づいてみるとブロンズ像



女の子の腰には
」と彫り物。

調べてみたけれど、
作品名は分かりませんでした。



メットライフ本町スクエア

西隣にあるビル。
元持ち主は丸紅さん。

ビルオーナーが丸紅から
森トラスト総合リート投資法人、
そしてメットライフ生命保険へ。
威圧感のあるアプローチ。
繊維産業が盛んだった
船場のセンタービルとしての
威容を今に伝えています。
車寄せ風の置石とか

地下二階層にも緑地があります。
都市の景観として、
どこまで引き継がれるのか。
ビル横にモチーフが残ります。
おそらく旧ビルのもの。

説明板がないのは、
オトナの事情なのでしょうね。

1984年に本社本店ビルとして建設、
2003年に実質的な本社機能を
持っていた東京に本店移転に
あわせて大阪本社を支社に。
2015年9月にはここ創業地から、
新ダイビルに移転されました。



アソルティ本町

東南に立つデザインビル。

竣工は1993年とか…

低層階に飲食店やヨガなどの
テナントが入居。

自社駐車場もあります。



大阪滋賀ビル

こちらはまさに
船場な戦後ビルの代表格。

1968年4月の竣工です。

アルミが効いた駐車場
入り口のエントランス。

ところでナゼ滋賀銀??
滋賀銀行の設立は1935年のこと、

彦根市に本店を置く
株式会社百卅三銀行
近江八幡市に本店の
株式会社八幡銀行の対等合併。

百卅三銀行は
1879年(明治12)開業の
第百三十三国立銀行がルーツ。
彦根製糸場近江鉄道の発展を
資金面で支えていたそうである。


ユニチカも丸紅も
どちらも近江商人が起源。
いとへん」さんは、
近江が多いのである。

ちなみにレーク商事さんも、
大津市本社の損保生保代理店

滋賀銀行の保険募集会社だとか…



サッシの使い方が
時代をよく表しています。

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