Tバッヂを探しに〜映画『トゥモローランド』


「ディズニーランド」…東京のだけど、
虎次郎は1度しか行ったことがありません
1955年誕生のディズニーランドは、
カリフォルニア州アナハイムに誕生。
そこはウォルト・ディズニーが夢見た
もう1つの「夢」がそこにありました。
そして・・・
ウォルトは晩年になって、
希望都市構想を実現するため、
ディズニー・ワールド・プロジェクト構想に、
EPCOT(エプコット)という実験的未来都市を
真剣に実現しようとしていたのです。
映画『トゥモローランド』に出てくるのは、
ウォルトの考えたEPCOTそのものなのかも…
ディズニーランドに1度だけの最大のワケ。
きっと楽しめるのは
「イッツ・ア・スモール・ワールド」ぐらい。
ジェットコースターはもちろんのこと、
空中ブランコ…コーヒーカップも苦手です。

でもでも、宝塚ファミリーランドの
「ファンタジーワールド」は大好き(・ω・)v


ピクサー&ディズニー…
そして大好きな『スターウォーズ』も、
ディズニーのお蔭にて続編が見られる。
でもでもトゥモローランドに出てくる乗り物、
未来のボクの生活がシンパイでなりません
そばかすの愛らしい女の子「アテナ」。
もともとアテナという名は、
ギリシア神話に登場する女神で、
都市の守護女神なのだそうです。

【ここからかなりネタバレですm(_ _)m】
彼女は実は AA(Audio-Animatronics)
ダメージを受けてしまった時に、
突然「うるさい!」と日本語
[言語の機能が損傷] なので日本語??

他の国のバージョンがあるのでは?
なんて声も上映後のロビーでは聞かれたけど、
どうも日本を特別視しているように思えます。


あえてエンディングに近い話をすると、
トゥモローランドから現実世界にいる
未来を変える夢を持った人たちへ、
新たに「T」の
ピンバッヂを渡しに行くのですが…

おそらく最初に渡されているのは、
日本人のストリート・ミュージシャン
ギターには漢字の「貴」の一文字??
彼のギターケースに、
投げ入れられた小銭の中にTバッヂ

前売り券買っておけばと後悔しきり。
いずれにしても、
日本には大いに期待されている
そう強く感じるのです。

映画ライターの
斉藤博昭さんが言われる。
「…本作は観客のテーマを委ねる作品
仕上がっている。
ブラッド・バード監督が、
おそらく目指したであろう
まだ観たことのない映画」という
意図に沿って、ストーリー全体は、
やや複雑な印象を与える。
しかし、そこでもう一度、
よみがえるものが、
ディズニーランド開園で
ウォルトが目指した理念だ。」と。
ニューヨーク世界博覧会 ポスター(1939)


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