2015年6月19日金曜日

堺の街並みを往く〜よくぞ残った木造郵便局


船待神社の近くに
ペンキはげはげの元郵便局。
もと堺湊郵便局だったことは、
赤いポストがあるからなんとなく。

今なお旧家が立ち並ぶ紀州街道沿い、
1975年ごろ新局舎の完成に伴って、
郵便局舎としての役割を終えたそうです。
一時、数学教室だったころに貼られた
シールたちがアルミ建具の扉に、
局舎のその後の系譜を伝えています。

玄関屋根のひさし飾りが凝りに凝っていて、
よくよくみると下見板張りの外壁は、
ところどころに
ピンクと青と白のペンキ残っていました。
おそらく現在は無人状態なのだと見えますが、
それでも建物の体裁を保っているのは、
元々のガタイがしっかりしていたからでしょう。
設計は大工棟梁 野沢某 との記録があるそうで、
昭和初期のていねいなモノづくりの賜物。
「旧 堺湊郵便局」
建築年:1933(昭和8)
設計 :大工棟梁 野沢某
構造 :木造2階建
所在地:堺市堺区西湊町2-3-4