2015年6月20日土曜日

堺の街並みを往く〜煉瓦の地産地消②


丹治煉瓦の事務所として使われていた
赤レンガの秀逸な出で立ち
後に個人所有となって、
住居として改装されたものです。



売り物件となったあとリフォーム工事中
ただ中断されているようにも見え…
ちょっと気になります。

窓台やアーチの上には丸みを帯びた
特製の役物煉瓦がつかわれていて、

建物自体がまさに
レンガのカタログの役割を果たしています。
透かし模様を施して積み上げられた塀。
茶褐色の煉瓦は意図して
焼成されたものではなく、
おそらく焼き過ぎによって生じたもの。

ここでは販売に回せない不良品が、
その流用として使われいるそうなのですが、
グラデーションをもたせた組み合わせが、
独特の雰囲気を醸し出しています。
背面には円形の飾り窓があって、
きっと色ガラスがはめ込まれています。
円形窓の縁取りや付け柱、
軒部分には白い部分は石造りではなく、
白煉瓦が用いられているのです。

よくみると…
現在はベニヤ板でふさがれていますが、
玄関欄間にもステンドグラス
なんとなくアールデコ調のような…
丹治煉瓦製造所 事務所
→永楽邸→?
建築年:1900年(明治33)
設計 :不明
構造 :煉瓦造り2階建て
所在地:大阪府堺市永代町