2013年5月20日月曜日

だんだん松山⑪ 道後温泉本館の建築美


道後温泉本館は木造三階建の
1894年(明治27)の「神の湯本館」、
そして1899年(明治32)に竣工した
皇族入浴棟である
又新殿(ゆうしんでん)」と霊の湯 棟」、
玄関部分は1924年(大正13)のもの。
増築を繰り返しつ今にいたっています。
実は「又新殿」に通ずる「御成門」が
あるのが本来の正面口です。

「又新殿」は日本でただひとつの
皇室専用のお風呂です。
「又新殿」にある玉座 (パンフより)









警護の人が控える
「武者隠しの間」もありました。 
屋根瓦の飾りがみごとです。
「龍」「鳳凰」「湯玉」

木造3階建ての屋根の上には
振鷺閣
(しんろかく)」を頂きます。
閣内の広さは約一坪ぐらいですが、
周囲の窓は赤い「ギヤマン」が
はめられていて、夜ともなれば
釣ランプに灯りをともしたので、
ネオンのない時代には湯の町の夜空に
異彩を放っていたのだそうです。

「脛に傷を負って苦しんでいた
一羽の白鷺が岩間から噴出する
温泉をみつけ、足を浸したことろ、
傷は完全に癒え、元気に飛び去った」
というのが道後温泉の始まりと伝わります。 
いろいろなところにの意匠が見られます。

道後温泉本館は、当時の道後町長や
設計者の坂本又八郎などの多くの人の
尽力によって実現したそうです。
新たな本館の建設は、
反対の言い分は多額の金を要するので、
町の財政に破たんをきたすのではないか
というものだったようです。
湯釜を替えると神罰が当たるとも...
多くの苦難を乗り越え、
時代それぞれの英断によって
今の繁栄がもたらされています。