「広島アンデルセン」をたずねて

「パンからはじまる、ヒュッゲな暮らし。」
広島アンデルセン で美味しいパンを食べてきました。


















「ヒュッゲ」とはデンマーク語で、
“人と人とのふれあいから生まれる、
 温かな居心地のよい雰囲気”を意味するコトバ。

まずは一日目の美術館めぐりの前に寄ったのが、
「リトルマーメイド上幟町店」


















販売されているパンをカフェスペースで朝食を。
「とろ~り半熟卵のカレーパン」
半熟卵をおとしたカレーの味わい。
もうひとつがリンゴの入ったパン。

とろ〜り半熟卵のカレーパン



ここのお店は 広島女学院 のすぐ近くにあるから、
オシャレな女学院生はご愛用なんだろなと想いつつ。
マーメイドベーカリーアンデルセングループ、
発祥地が「広島」だということを最近知りました。

この3月に広島遠征した時の帰りに、
山陽道の上りにある小谷サービスエリアで、
アンデルセンのお店を発見!!
SAの限定スイーツの
「瀬戸田レモンケーキ」はまさに絶品。
ゼッタイに本店に行ってみようと思いイザ !!

「瀬戸田レモンケーキ」。。。
この上幟町店には三つだけあったんですよね。
ここにあるなら、本店に行って箱買いだと思って、
iPhoneで本店へのアクセスを確認して、
二日目にアンデルセン本店へ!!

昼夜と濃ゆいお好み焼きを食べていて、
かなりお腹がヘビーな状態だったので
パンサラダメニューをチョイス。
付いてくる石窯パンは日替わりなんだそうです。

















人通りのたえない広島市の本通商店街にある
広島アンデルセンは1967年にこの地に誕生。
ヨーロッパの旧いものを新しく生かす
ヨーロッパのよき習慣にならって、
銀行だった建物がベースになっているそうです。


1925年2月に
「三井銀行 広島支店」
がルーツです。
ルネッサンス様式を基調にした正面玄関には
ドーリア式とコリント式の二つの異なる形式が
もちいられた丸い石柱がついています。
外壁は花崗岩のひとつ岡山産万成石、
内部はイタリア産大理石が使われていました。












1943年に後
「帝国銀行 広島支店」
となりますが、
その後1945年8月に被爆、
爆風によって大破、
さらに火災によってほぼ全焼します。

爆心地から東方360mに位置していて、
破壊が徹底的であり印象的であったため、
ヒロシマの象徴としてこの建物を残すか、
「広島県産業奨励館」を残すか
議論が交わされたのだそうです。

















「広島アンデルセン」
被爆建物を " 呼吸 " させたままで
生き続けさせることを選択します。


1967年10月にオープンしたお店は、
被爆にも耐えた金庫室は扉を撤去して、
そのままパン製造のための
冷蔵庫として利用したのだそうです。

















「アンデルセン」とはデンマークの童話作家
ハンス・クリスチャン・アンデルセンが

童話を通じて世界の人々に夢や希望を与えたように、
「パンのある食卓を通じて豊かな暮らしを」
という願いから。


















店内にはデンマークの薫りがそこかしこに、
デンマーク生まれのレゴがディスプレイに使われ、
ムーミンの食器なんかも売られていました。
在広島デンマーク王国名誉領事館も置かれています。
名誉領事の高木誠一氏は 株式会社 アンデルセンの会長。

広島・島根・山口・鳥取の4県の
ビザの発行はココで取り扱われています。






















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