むずい本ヨミ終えました・・

『日本人としてこれだけは
 知っておきたいこと』




かなり前に求めておったこの本、
一節だてを読み切るのには、
じっくり腰を据えねばならない。


パラパラとたぐると、、
えーこんなに「知っておきたいこと」あるの??
   なーんて、、思ってしまう。

帯には「なぜ戦前を否定するのか?」
なんて、、取っ付きにくさに拍車をかける。


「日本人の心の中に今も残る
 「歪められた自画像」」で始まる
中西輝政さんが掲げる<戦後の嘘>。。。

「終戦」という嘘
「自主憲法」という嘘
「憲法九条が平和を守った」という嘘
「戦後の民主化が高度成長をを促した」という嘘
「国際化」という嘘


この本を50ページ以上読み進められる人は、
おそらくかなりの懐疑的視点で物事を捉えているか、
なんでもいろいろ触れてみようという多読家だろう。


ソファーで読んでいたのでは、
文略を追うことができない。
だからといって正座するには気の重たさが巡って来る。
北京五輪のダラダラ中継の合間に
  つまみヨミで乗り切った。。

” 宇宙人 " と評される虎次郎的テキトーな繰り方で
 なんとか先ほど読み終えた。



フットボール・ジャーナリストの
小谷 泰介 さんのブログ
「小谷泰介のフットボール辛口ブログ」には、
本書一読のススメが綴られていた。

「端的に言えば、
 日本人をどのように骨抜きにするかを
 念頭に置いた憲法や教育政策の下で
 我々が育ったことをもっと認識し、
 2千年の間、連綿と受け継がれてきた
 日本独自の文化と精神性を
     取り戻そうという内容です。」


ブログでの書評があまり書かれていないそうだが、
アマゾンのレビューでは賛否両論が行き交っているとか。




「あの戦争をどう見るべきか」で中西氏は、
「資源のある国はアメリカのようなニューディール方式で、
 ない国はイタリアやドイツのようなファシズム方式で、
 生き残りを図っていきます。」
 世界の仲間入りの新人・日本が、
 焦燥の念のもとでままならない状況が、
 その結果としての戦争と至ったと。

この本の「極論」を総じて、
“ なに " を中西氏が伝えたいのか?
この本を読んでの一番の感想!
「人に主張を伝える難しさ!!」
このことを改めて思い知らされた!

最後に中西氏がこの国の「心のかたち」に
 
菅原道真の歌を掲げる。

<心だに誠の道にたがいなば
 祈らずとても神や守らん>


 そして。。。

「日本に生まれてよかった。この幸せを素直に」
   と結ばれる。。

どう感じるかは読み手にかかっていると言ってもいい。
      そんな本だ!!

じっくりと読んだこの本であるが??
熟読とは云えない。。。
また時を変えて付き合うときが
 きっと来るのだと思う。。

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