アマ七福神めぐり〜弁財天

辨財天さんは大覚寺に…

1275年(建治元)に
尼崎に来たと伝えられる
琳海上人によって再興のお寺です。
敷地は鴨社領 長洲御厨から
寄進されたものだそうです。

寺源はさらに古く、
兵庫県能勢町にある剣尾山
燈炉堂が大覚寺の始まりとかで、
聖徳太子の世のころの話です。
琵琶法師ゆかりの弁天堂
辨財天さまが祀られています。

大物橋」の欄干があるのは、
大物東本町に開創さたことを
伝えるものだと思われます。

2月3日の節分には、
豆まきに加え
大覚寺狂言」が上演されるとか。
立派な能舞台をガラス越しに…

古学の祖 契沖 阿闍梨の碑石。
古典研究の道を開いた
契沖については、
ゼロロクの尼崎⑦ 櫻井神社
紹介したことがありました。

刻まれいるのは、
「しなが鳥 けさや氷もゐな河の
 山彦とよむ 音も聞こえず」

「氷」の題で詠んだ歌です。


冷込む今朝は、
あの猪名川にも水が張って、
いつもなら、
山に反響してごうごうと
流れる河音も聞こえないことだよ。
ってな感じでしょうか。

大覚寺
真言宗 月峯山 現存する尼崎最古の古刹

このブログの人気の投稿

異界との出入り口《春日権現験記絵》

盛夏2025 湖東をゆく 長浜慶雲館で" 立体曼茶羅" に遭遇

太閤秀吉を辿る vol.11 加藤清正と島津義弘の虎退治

野球帽の研究 補講〜高校野球帽

《聖徳太子絵伝》をみる① 絵殿と絵伝