2013年12月3日火曜日

同志社の赤煉瓦たち⑨ 致遠館


1912年(明治45)4月に同志社は
ようやく専門学校から大学に昇格される。
その時に開設したのが神学部と政治経済部、
そして英文科だったのだそうだ。



神学部の教室はクラーク神学館だったが、
ほかは当時の図書館(有終館)の蔵書を
ハリス理化学館などに分けて、
教室に転用していたようである。
そうした教室不足を補うために建てられたのが、
この「致遠館」である。


1916年(大正5)に徳富蘇峰が、
諸葛孔明の言葉
「寧静に非ずんば以って遠きを到むるなし」
から命名したといわれ、蘇峰による扁額が残る。

設計は近江八幡で働いていたW・M・ヴォーリス
ちょうど「致遠館」が完成した頃に、
今出川通に面して正門が設けられたのだそうだ。

現在は、総務部や財務部などの
事務棟として使われています。

北側の中央のエントランスポーチ。

「同志社大学 致遠館」
建築年:1916年(大正5)
構造:煉瓦造2階建
設計:W・M・ヴォーリズ