ボストン美術館の龍に睨まれる。

大阪市立美術館でやってる
ボストン美術館 日本美術の至宝」展。
ついに会期も終わりに近づいてきました。
東京、名古屋、九州と巡回してきた
曾我蕭白の「雲龍図」の里帰りも
あとすこしでオシマイなのです。

きっと見逃すだろうと思っていたので、
GW中に見ておきましたので、
ちょっと振り返っておきます。


行ったのは5月6日の月曜日、
月曜休館だからか?連休中なのか?
比較的空いていたように思います。
会場に入ると最近かならずある
「記念撮影コーナー」にも「雲龍図」。
「雲龍図」は最後の展示室にあったのだけれども...

ボストン美術館に渡った時は、
襖からはがされてグルグル巻にされていたとか。
禅寺院の方丈に飾られたとも見られる襖絵のようで、
もしその予想が正しいとすれば、
中央に別の絵があったとも想像されているとか。

右側から4面目の左端に爪の一部があり、
このままでは龍の体がつながりません。
方丈をぐるりと一頭の龍が囲んでいたとも...
謎が深まるのだが、
今回は上のような感じで展示されていました。

次はいつ日本に渡ってくるか分かりませんから、
最後の土日はさらに混雑するかもしれませんが、
ぜひともジロリと睨まれてみてきてください。

「ボストン美術展 日本美術の至宝」[大阪展]

 6月16日(日)まで(6月10日(月)休館)
 会場 大阪市立美術館 【天王寺公園内】
 開館時間 午前9時30分~午後5時
 ※入館は午後4時30分まで休館日月曜日

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