2013年6月16日日曜日

唐招提寺の仏たち〜金堂


2010年に10年に及んだ
解体修理を終えた「唐招提寺 金堂」。

南大門をくぐるとその正面に待ち構える姿は、
初夏のすがすがしさを感じさせる風景です。

その金堂の中心におられるのが
本源の仏さまである「盧舎那仏」。

光背には千仏の仏たちとともに
梵網経
(ぼんもうきょう)」という仮の姿として
釈迦が地上に何億とも現れるという世界観が
表されているというが...
その鋭いまなざしが、
戒律の場を見守っておられます。

天平彫刻の正統とされる「盧舎那仏」も、
平成大修理の際に剥落止めがなされて、
衣紋がすっきりとしたのだそうだ。
金堂の建立は8世紀後半とされているが、
「盧舎那仏」は
8世紀半ばの
制作と考えられています。
では、どこからか移されたものなのか?
謎を秘めた仏さまでもあります。

金堂の連子窓から取りこまれる
柔らかな光のなかより差し伸べられるのが、
千手観音」の救いに応える手...
金堂修理に併せて行われた
解体調査によると手は953本。
大脇手といわれる大きい手が、
密集から突き出ていて法具や武具、
そして化仏
(けぶつ)などを持つ。

金堂の中には9体の仏たちは全部国宝、
まさに仏さまの殿堂でありました。