松と梅と天神さん


天満宮の御紋「梅鉢」。
でも天神信仰が成立した頃には、
信仰風土の中で「松」がシンボルとされていたようです。
天満宮の創祀については
「七本松伝承」というのがあって、
当地の産土神であった
大将軍社の前に一夜にして七本の松が生え、
夜な夜な光り輝いたとか…
その報告を受けられた村上天皇が、
勅使を遣わされ真偽を確かめられた結果、
天神様ゆかりの奇瑞として創祀を命じられたと。
そこかしこに松と梅の意匠が残ります。
ふたたびの「大盆梅展」へ…
一週たつと…
梅の薫りが広間に広がっていました。
天神様=梅は室町時代の
禅僧たちの間で広まった
渡唐天神伝説の影響と言われます。
今年の「大盆梅展」のテーマは
「天神様と松と梅」。
天満宮所蔵の天神画像の中にも
松とともに梅が描かれています。

「大盆梅展」で頂いた
リーフレットを参考にさせてもらいました。

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