東京の村野建築 をチョコっと。 百貨店そごうの 初の東京進出を受けて、 読売新聞社が建設した 百貨店と1200名収容の 読売ホールやNTVホールなど からなる複合ビル。 今は ビックカメラ有楽町店 。 JR有楽町駅前の 三角形 の 不整形な敷地に聳えていました。 有楽町駅の効果とプラットホームの断面実測調査メモ 「蓮見と思われる担当者がチーフの近藤にあてたもの。 高架下のレンガアーチの形状や地上からホームまでの 高さなど詳細に実測されている。」 注目されるのは、村野の指示で 担当者に実測させたと 思われる有楽町高架の図面の存在。 駅の改札口の位置やガード下の 形状だけでなく、 地上からのホームの高さまでが 描かれています。 敷地と有楽町駅の調査メモ 「手前の三角形の部分が敷地。 高架下の駅入口の位置、プラットホームの長さや 断面形状まで詳細に調査されている。」 村野さんは、 あらゆる方向と高さから 建物がどのように見えるのか 正確に予測し、 設計を進めたのです。 外装も、内部機能や方位を考慮、 水平線を強調したガラスブロック面と、 テッセラ ※1 と呼ばれる白い大理石の 小片を張り詰めた壁面との 対比的な表現でまとめられた。 ちなみに、 フランク永井さん の 「 有楽町で逢いましょう 」は、 有楽町そごう の キャンペーンソングだったとか。 ただ、 当時の建築雑誌では 酷評 …。 一番の理由は 公共スペースが確保されていない ということ。 9階平面図 「建物の形を巧みに利用しながら、 ホールの舞台と客席が配置されている。 また、内部の機能を踏まえて、 外周の壁と開口部の変化を 生み出そうとしていくことが読み取れる。」 論争を大きくしたのは、 同時期に建設中だった 丹下健三 の東京都庁舎の存在。 【東京旧都庁】 こちらは1957年建築… すでに取り壊されています。 実は村野藤吾も コンペに応募しています。 機能美追求の案が多いなか、 建物の顔となる東京駅側の 立面をうまく処理し、 横連続窓の水平線を強調、 塔屋を東西両面を 全面ガラスブロックという 立