ペットマーク考証① バットを持つ人


プロ野球チームのマスコットは、
バットを持つことが多い、
至極当然なことなのだけれど。
その代表的なキャラ"カープ坊や"、
その登場は1975年のこと・・・
フリーイラストレーターの
岡崎福雄さん。
25年振りにリーグ優勝した
2016年には広島県内23市町の
コラボでご当地のカープ坊や
スタンプラリーも開催。

実はよく見ると帽子のツバに
みえる髪の毛は緑色なんです。
岡崎さん曰く、
グリーンでファンキー」な
野球少年を描いているとか。
実は色数印刷4色という
制約によるもので、
赤ヘルの赤に肌色、
ブルーの線に芝生のグリーン、
これで4色を使ってしまった…
ということなんだそうです。

バットを持ったマスコットの
元祖は1965年登場の
読売巨人軍のペットマーク、
"ミスター・ジャイアンツ"とか。
洋画家の相沢光朗さんが
手掛けたものだそうで、
なかなか秀逸なデザイン。

モチーフとは長嶋茂雄・
王貞治・川上哲治の3人で、
「長嶋の太い眉毛」
「王の大きな目玉」
「川上の太鼓腹」
とか。

おそらく"桃太郎"、
オリオンズの袖章。
1966-1968年の間は、
チーム名から企業名をなくした
東京オリオンズ でした。

子どもたちに好評だった
ペットマークをオリオンズも
採用したのです。
日本的で最も力持ちのものを
と当時の永田雅一オーナーが、
デザイナーに発注。
金太郎と桃太郎の2案、
気は優しくて力持ちに軍配。
「赤鬼は南海、青鬼は東映、
 黄鬼は西鉄で、
 みんな桃太郎が征伐する」


当時のキャンプガイドには、
いろんなバージョンが
描かれています。

その後「お口の恋人」の
ロッテが親会社となり、
風船ガムをふくらませた
男の子「バブル坊や」に。

2018年8月にマスコットとして、
スタジアムにも登場。
パペットも販売されたとか…

ドラ坊や 1981年の元旦の
中日スポーツで公募された。
アートディレクターの
鯉江康平さんのデザイン。
竜を前たてにするヘルメットを
かぶっています。

竜がバットをもつ"ガブリ"、
70周年のファンクラブキャラ。
こちらのデザインはジブリの、
宮崎駿さんが手掛けたもの。

横浜大洋ホエールズのマリンくん
横浜への本拠地移転で誕生、
ホームランの数に合わせて、
星のシールを貼っていました。

ベイスターズのルーツは、
このヘルメットシールに
由来するとも…知らんけど。

2016年にはDeNAで復活。

ベイスターズになると、
星がバットを担ぐ。
マスコットキャラクターの
ホッシーは横浜ベイスターズが
誕生した1993年から約20年活躍。

2012年3月、
横浜DeNAベイスターズ誕生で、
ベイスターズを卒業…
星に帰ったとか。

※このブログは「生みの親が語る
 「カープ坊や」誕生秘話。」を
 参考にしました。

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