「愛に染める」愛染堂勝鬘院へ

愛染明王を本尊とする
愛染堂勝鬘院
(しょうまんいん)へ。

「縁結び」に想いを募らせているとか…
こういうスポットを巡ると〜〜
すぐにそんな風に思われてしまふ。

前々から気になっていた「多宝塔」が、
大阪市最古の木造建造物として
国の重要文化財に指定されているのだから、
一度はちゃんと見ておきたいと思ったからですヨ。

聖徳太子が開いたと言われる
四天王寺「施薬院
(せやくいん)がルーツで、
聖徳太子が「勝鬘経」というお経を
人々に講ぜられていたことがキッカケ。

そして「勝鬘経」に登場するお姫様である
シュリーマーラー夫人(勝鬘夫人)が

本堂に祀られていることから、
「勝鬘院」と呼ばれるようになったそうです。

「施薬院」は、薬草を育てて、
病に応じて施しをしていた場所。
社会福祉事業発祥の地とも…
藥医門(やくいもん)がその名残を伝える。
本尊の「愛染明王」は、
全身燃えるような赤色で、忿怒の形相。
悪者を追い返すためでこの姿をとる。
「愛に染める」という言葉から、
男女の仲を愛に染めてくれますとか…

川口松太郎の代表作『愛染かつら』の
モデルでもある境内にある霊木。
巨大な桂の木にノウゼンカズラが弦を巻き付け、
まさに一体となった姿も夫婦和合の形。
桂の葉っぱがハート型ってのもよく出来た話。

こちら以前お祭り限定だった「花守り」。
今はいつでも頂くことができるそうです。

また大阪にも夏らしさを感じるさせる
愛染まつり」の頃に

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